くすかきと子供達

くすかき4日目。今日は火曜日で平日。朝のくすかきには7人、夕方のくすかきには16人もの人が来てくれた。

 

くすかきは親子で参加する方が多い。親は20〜40代で、子供たちは幼稚園から小学生といった感じである。特に年齢の設定をしているわけではないのだが、その世代が自然と多く集まるようになった。平日の朝と夕方という時間帯でも参加することが可能であることや、樟の木や葉っぱと触れ合う環境として受け入れてもらっていることが、その要因のようである。なので、くすかきは多くの親子リピーターによって支えられている。

 

毎日行うくすかきの内容はいたってシンプルである。

①葉っぱを集める

②葉っぱと枝や小石を分別する

③分別した葉っぱを山に加える

④目立てをして場を整える

 

これも子供達が関わりやすい要因の1つである。分かりやすいから子供達も参加しやすい。彼らは正直である。面白くなかったらやってくれない。なので、くすかきがシンプルながらも面白い行為であることには自信が持てる。

 

そして彼らがくすかきの現場にいてくれると場が華やかに明るくなる。それも非常にありがたい。なんだか面白そうだなと、その明るくあたたかな雰囲気に人は集うのである。

 

樟の葉は新芽に押されて落ちてくる。いわば若葉と古葉の世代交代の瞬間でもある。純粋で真っすぐに成長していく若い彼らの存在は、樟の新芽や若葉と重なる。くすかきの場づくりに於いて、彼ら若い世代の存在が大きな役割を担っている。

 

そう考えると、親子での“くすかき”への参加が多いことは、とても自然なことなのだと思う。

樟若葉と子供達。ごく自然な世代交代の姿。