くすかき二十一日目。6:30〜〈日々のくすかき〉(参加者27人)。10:00-16:00〈山かげ亭での制作〉(参加者8人)。17:00-18:30〈柵設置〉(参加者7人)。
今日も昨日に引き続き寒い一日だった。明日はいよいよ最終日。〈くすのかきあげ〉が行われる。かつて存在した千年樟を3週間かけて集めた葉っぱを使って描き出す。一年に一度訪れる朝を迎える。
明後日は発送作業。〈くすかき奉加帳〉という一口2,000円の寄付制度に参加してくださった全国の皆さんにお礼の品を発送する。ありがたいことに奉加帳参加者は今日の段階で過去最高の160人となっている。
お礼の品の内容は「芳樟袋」「樟香舟」「令和の翠 くすかき印」の3点。
「芳樟袋」は、樟の葉を中川政七商店提供の布で包んだ匂い袋。「樟香舟」は、樟の葉から採れた樟脳をパッケージしたもの。これまでの12年はこの2点をお礼の品としてお送りさせてもらってきた。いずれも樟の香りになるのだが、今年からはなんと太宰府天満宮御用達 梅園菓子処のくすかき奉加帳参加者限定お菓子「令和の翠 くすかき印」が加わる。境内の梅で作られた青梅餡をはさんだ薄だねにくすかきの焼印が押されたもので、ひと口食べると梅の香りが広がる。なので、今年のお礼の品は「樟と梅」という、まさに太宰府を象徴する春の香りをお届けすることができる。手元に届いたら香りの旅を楽しんでほしいと思う。
今年は最後まで落葉があった。会期と落葉のタイミングがぴったりの春だった。
最後の〈日々のくすかき〉にも初参加の人の姿がありました。
九州産業大学の学生も来てくれました。
神職の方も、もちろんやっているのです。
3週間で掻き山はすっかり立派になりました。
梅園菓子処の期間限定お菓子第一弾!人気商品「ミニ梅守」になんと〈くすかき〉の焼印が!これはお礼の品に入る「令和の翠 くすかき印」とはまた別のお菓子です。
そしてこちらは第二弾!「くすかき うその餅」ミニ松葉ほうき付き!遊び心満点!
参道に店舗を構える梅園さんに、季節の風物詩として取り入れていただけたこと、本当にありがたいことです。〈くすかき〉というプロジェクトが新たな段階に入ったように感じました。
芳樟袋と樟香舟。全てが手作り。地元の皆さんを中心に気持ちを込めて形にしています。
柵設置も無事完了!
明日はいよいよ〈くすのかきあげ〉です。