くすかき十八日目。6:30〜〈日々のくすかき〉(雨のため中止)。10:00-16:00〈山かげ亭での制作〉(参加者11人)。9:30-15:30〈水蒸気蒸留装置の解体と洗浄〉(参加者4人)。最低気温10度、最高気温19度。
人との出会いには意味がある。〈くすかき〉をしているとそう感じる。14年続けていると、本当にいろんな出会いがある。基本的に自分の意志で、1人でやってくる人しかいないので、やらされている人は1人もいない。故に〈くすかき〉には気持ちの良い人しかいない。個性はそれぞれに強烈にあるのでキャラクターは濃い人ばかり、しかも毎年新たな人が登場するので飽きることはないし、毎年出会う仲間も毎春リセットする感があるので新鮮な気持ちで出会い直すようなところがある。
その年に集った人がそれぞれにできることをする。それでその年の〈くすかき〉が形になる。14年の出会いのかたちが、今の〈くすかき〉そのものだ。そこにはたくさんの人の人生がある。だから楽しくて仕方がない。人と樟を重ね、成長や変化をともにすることができるのは本当に豊かなことだと思う。
昨年(2022年)の5月、〈くすかき〉がきっかけで静岡から太宰府に引っ越して来た人がいる。初参加は2015年。9年目の〈くすかき〉は太宰府住民として迎えた。出会った頃より明らかに、いい顔をしている。
〈くすかき〉は縁をつなぐ。
最終日4/15〈くすのかきあげ〉まで残り3日。雨予報の天気は気になるところだが、楽しみしかない。
今年は雨で中止は4回目。それでも今朝も3人が集い絵馬堂で話をした。
まずまずの落葉。
9時には晴れて、水蒸気蒸留装置の解体と清掃作業。
頼もしい背中。
一番大変なところで加勢してくれる。
来年に向けて準備万端整いました。道具には魂が宿ると感じています。
山かげ亭では昇華がはじまりました。純度100%の樟脳の結晶。葉っぱの記憶が宿っているかのような結晶の形に毎年息をのむ。
芳樟袋のこより札も手作りです。この豊かさがちゃんと届く関係性を広げていきたい。