くすかき二十日目。どこでもないどこか。

くすかき二十日目。6:30〜〈日々のくすかき〉(参加者33人)。10:00-18:00〈山かげ亭での制作・直会準備・柵設置〉(参加者22人)。

 

昼から雨。天気予報では明日も一日中雨。どうやら今年の〈くすのかきあげ〉は雨になりそうだ。

 

東京、大阪、新潟、大分、宮崎、鹿児島など全国各地から、明日〈くすかき〉最終日に行われる〈くすのかきあげ〉に向けて人が集ってきている。地元太宰府、福岡のみんなの緊張感やドキドキワクワク感も伝わってくる。

 

各地の人とこの地の人が混ざることで、ここが“どこでもないどこか”になっている。

 

明日はいよいよ令和5年の“かき(掻き・描き)あげ”です。

 

“どこでもないどこか”から“目には見えないもの”を描き出す、年に一度の朝が来ます。

 

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昼から雨予報なので、今朝で掻き納め。

 

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今年は松葉ほうきを持つ日が少なかった。それだけ、参加者が増えて自分はまた少し広い視野でこの場にいることができました。

 

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ここはいつしか掻き手たちのあいだで“聖域”と呼ばれるようになりました。会期終盤の場と向き合う緊張感は見ていて気持ちがよいです。

 

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掻き山の大きさと存在感がピークを迎えました。高さは1.3m程度になります。内側に積層された葉の密度と、キリッと立った頂きが見るものを圧倒します。

 

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朝7:30、もうすでに怪しい空模様。

 

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令和五年の整った場と、令和五年の掻き山と、令和五年の樟若葉と。

 

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雨の中、約10名が集ってくださったので、17:00-18:00の短時間で無事に柵設置完了。

 

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明日の直会での上映会に向けて、映像編集作業も佳境を迎えております。

 

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制作チームもラストスパート!

 

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明日の直会の準備もバッチリです!ほんとこれらの写真にはおさまっていない、素晴らしい仲間たちがいて、誰1人欠けても今年の〈くすかき〉にはなっていない。毎年違う、人と自然が織りなす“今年の〈くすかき〉のかたち”が本当に面白い。