どうにかこの日を迎えることができた。当日の朝まで一緒に走ってくれた仲間や、ボランティアサポーターの海風クルー、美術館のみなさん、施工の職人さんたち、各施設の関係者の方たちなど、関わってくださった、皆さんに心から感謝しています。
いろんな人と協働する日もあったし、1人孤独に制作する日もあった。1人で黙々と制作している時は、これまで46年のあいだに出会ったいろんな人の顔が浮かんできた。
とんでもなく大変だったし、とても楽しかったとも言える。個展は作家を成長させるという話を聞いたことがあるが、自分は成長には適度なプレッシャーが必要だと考えており、今回のそれは十二分な圧力だったように思う(笑)
しかし、まだ終わりではない。アートプロジェクトは生き物である。かつての海の上である埋立地に新たな文化をつくる展覧会「海風」は日々出会い変化し成長していく。
今日、辿り着けた風景がある。そして、ここからはじまる新しい風景を目指す。