お肉屋さんにくすかきチラシが張り出されていた

太宰府滞在4日目。くすかき11日前。今日は雨が降ったり止んだりを繰り返す天気で、一日室内での事務作業を行った。   お昼に、以前からの知り合いで天草の陶芸家「市山くじらや」の市山氏が毎年この時期に行われている福岡マリンメッセでの展示会の帰りに太宰府に寄ってくれ、久々に再会。博多の友人に「市 (続きを読む

芸術祭の負荷

沙弥島滞在24日目。今日は与島での網づくり。与島でのワークショップは今日で4巡目。古く石の島であり、元石工が多く、漁師の少ない与島での網づくりは、最初の頃に比べると、皆さんずいぶん編めるようになり、ゆっくりではあるが確実に編み進められ、島の人も我々も今日で完成できるイメージを持っていた。だが、やはり (続きを読む

終わらせたくない時間

沙弥島滞在21日目。今日は、午前中は岩黒島、午後は櫃石島とダブルヘッダーでワークショップを行った。瀬戸大橋の土台となっているこれらの島への移動方法は自動車である。今日で橋を渡るのは10回目。この20日間で瀬戸大橋を渡っている回数は坂出市民より確実に多い。島に入る際、ゲートを通過する時に使用する三島カ (続きを読む

三編み紋

プロジェクト最終日。浅草の地に1400年の時を越えて三編み紋が出現した。   結論から言うとGTSの開期は今日11月11日までだが、浅草神社さんのご理解をいただき11月いっぱい展示させてもらえることになりました!   朝8時、浅草神社集合。天候に敏感な猿まわしの方の情報では、朝の (続きを読む

浅草では“語り”が必要

浅草神社での制作期間は11月11日まで。残す所、今日を含めて、あと3日。最終日の11日は長く編んだ網を三編み紋の格好に設営する日に設定しているので、網を編むのは今日と明日のみである。今日を終えた時点で、目標の20mまで残り4m。一緒に編んでくれる仲間も増え、三宅島から網専門漁師のクニさんも参戦し、現 (続きを読む

三宅島からの助っ人

昨夜8時30分、自分は竹芝桟橋にいた。三宅島から到着する船へ、ある人を迎えにいったのだ。以前からこのブログを読んでくれている勘の良い人なら分かるだろう。そう、三宅島の網専門漁師であり、三宅島で行った“そらあみ”を一緒に毎日編んでくれた、クニさんを迎えにいったのだ。   数日前の電話で、クニ (続きを読む

プロジェクトの構造

今日は、時代祭り(雷門前の通りと馬道を通行止めにして、甲冑を着た人が歩いたり、浅草の他のお祭りなどの伝統的な衣装で、山車に乗った楽隊と共に練り歩くお祭り)と七五三シーズンの週末が重なり、朝から浅草はたいへんな賑わいであった。   そらあみが行われている浅草神社にもたくさんの人がやってきた。 (続きを読む

東京でのプロジェクト生活

昨日に比べてずいぶんと冷え込んだ一日となった。この時期の屋外での作業は、風が出るとかなり体温が奪われ、逆に陽が当たるとかなり暖かくなる。今日はその両方が繰り返しやってきた。自分の仕事のやり方は1つの土地へ1ヶ月程度の長期滞在をするケースが多い。体あってのプロジェクトである。まずは体調管理が大切である (続きを読む

1400年の物語のその先のお話

細長く編み進めてきた網がどれも2m近くまで伸びてきたので、昨日の夕方に隣同士を編み合わせて、1枚の網の状態にした。それまではロープにカラフルな色の帯がぶら下がっているだけだったので、遠くから見たら網には見えていなかった。網なので当然広げると網の目が出てくる。そして網のむこうの風景を網と重ね合わせて眺 (続きを読む

風景をつかまえる

明日は発表会を行うため、今日がそらあみづくり体験講座の最終日。土曜日ということもあり、朝から数人の参加者が集ったので、全体感を把握するため、一度、編んだ漁網を空に引き上げた。両脇がたるんでいる。空にピンと網を張るために両端と下辺のロープ処理が必要である。でもそれはこっちの都合である。時間のない中来て (続きを読む