新たな時間と1年ぶりの時間

太宰府滞在16日目。くすかき2日目。朝6時10分電話が鳴った。   「おはようございます。ほうき借りに来たんですけど(笑)」   参道で梅ヶ枝餅やお土産屋さんをしている萬屋さんの若旦那からだった。実は今年の新たな挑戦の1つが、早朝のくすかきである。   今年の1月7日、 (続きを読む

お肉屋さんにくすかきチラシが張り出されていた

太宰府滞在4日目。くすかき11日前。今日は雨が降ったり止んだりを繰り返す天気で、一日室内での事務作業を行った。   お昼に、以前からの知り合いで天草の陶芸家「市山くじらや」の市山氏が毎年この時期に行われている福岡マリンメッセでの展示会の帰りに太宰府に寄ってくれ、久々に再会。博多の友人に「市 (続きを読む

朝5時すぎの島の日常

沙弥島滞在50日目。朝5時、風の音が気になって目が覚め、網が風を受けて壊れたりしていないか心配になり、作品が設置してある浜へと急いで向かった。風を受けてめいっぱい張った状態ではあったが、作品は無事だった。これから約一ヶ月間、この「そらあみ」という作品は風と向き合うこととなる。強風時は下ろさなければな (続きを読む

順光で見える島々がつくる性格

沙弥島滞在18日目。今日は、主に事務作業。途中、市役所にストーブの灯油を取りに行ったり、自炊のための食材を買い出しに行ったり、坂出市の沙弥島での暮らしにだいぶ馴染んできたという実感が沸いた。道も覚え、土地勘もついてきたし、こっちでの昼食の定番となったうどん屋さんも自分の好みが分かるようになってきた。 (続きを読む

発破の音は聞こえない

沙弥島滞在16日目。今日は与島でのワークショップ。与島でのワークショップは岩黒島・沙弥島に続いて2巡目。2つの島と同様に網を編みながら船名と船にまつわる島や家族の物語の聞き込みを行った。   与島は他の4つの島と毛色が違う。石の島だからである。昔から与島石と呼ばれる石が採れたので主な仕事は (続きを読む

戎祭

沙弥島滞在15日目。今日は櫃石島の恵比須神社で行われる戎祭(えびすまつり)へ行ってきた。櫃石島の戎祭は大漁祈願と航海安全を願う漁師の祭りである。毎年、旧正月に行われるため、今年は本日2月10日がお祭りの日となっている。   内容はいたってシンプルで、恵比須神社に神主さんと島の漁師達、漁協の (続きを読む

0から1が立ち上がる時

沙弥島滞在11日目。今日は作品設置場所となる沙弥島海水浴場で、漁網をつり上げるための支柱工事に関する関係者打合せと、今日までに編まれた漁網の分量と編んだ人の名前のリストアップを行った。   リストアップして分かったことは、今日までにそらあみワークショップに参加した人は約80人。その内約60 (続きを読む

いととりひめ

沙弥島滞在9日目。今日は瀬居島の竹浦でのワークショップ。ちなみに瀬居島には竹浦・西浦・本浦と3つの地区があり、5つの島(沙弥島・瀬居島・与島・岩黒島・櫃石島)の中でも一番人口が多い。なので、それぞれの地区でワークショップを行う予定になっている。   今日は13時から17時頃まで、とにかく編 (続きを読む

ゆきちゃん

沙弥島滞在8日目。昨日の櫃石島でのワークショップに続き、今日は午前9時からに岩黒島、午後13時から沙弥島と2つの島でワークショップを行うというなかなかハードな1だった。   そして、今年の瀬戸内国際芸術祭参加作家の内、がっつり長期滞在をして制作活動をするタイプの作家として現地入り一番乗りの (続きを読む

櫃石島でのアウェイの洗礼

沙弥島滞在7日目。櫃石島でのそらあみワークショップ初日。全体としても5つの島(沙弥島・瀬居島・与島・岩黒島・櫃石島)で行うワークショップの初日となる。サッカー用語に例えて今日のワークショップを一言で言うと、「アウェイの洗礼を受けた」初日となった。そして非常に面白かった。櫃石島、恐るべし!である。 & (続きを読む