初日は大盛況で大漁鍋

そらあみ1日目。今日、初日に編んだ人はなんと30人。ただ見学に来た人も数えれば来場者数はもう少し多くなるだろう。想定以上の人数でヒミングアートセンターが賑わった。   集った人は、日東製網、漁師、親子、高校生、大学生、商工会議所青年部、地元のおじちゃん、地元のおばちゃん、そしてヒミングスタ (続きを読む

“そらあみ”しながら、ブラジル人漁師と暮らす

ブラジル32日目。今日も丸1日、“そらあみ”しながら、ブラジル人漁師達と暮らした。大雨が降ったり、強烈な日差しが差したり、落ち着かないブラジルの雨期。ブラジル人漁師は言う「夏に来い。夏は最高だ。魚も多いし、美しい水着の女性も多い。がっはっは!!!(大笑い)」。今は冬(半袖短パンで過ごしているが、、、 (続きを読む

エジウソンが編む

ブラジル30日目。朝一番でフェルナンドはレシフェの町へ食材の買い出しに行った。1人残って留守番しつつハンモックの横で“そらあみ”を編む。   エジウソンが訪ねて来た。   五十嵐「ボンジーア」 エジウソン「ボンジーア。トゥートベン?」 五十嵐「トゥーベン」   朝の挨拶 (続きを読む

船に乗って海へ出る

ブラジル9日目。3日間の漁師弟子入り体験2日目。昨日は早く寝たので朝5時半に目が覚めた。寝相が悪いので包まったシーツは剥がれ体の各所が蚊の餌食になっていた。珍しい日本人の血は旨いのだろう。もぞもぞと部屋から出てくると「YASU」と太くやさしい声が聞こえた。フェルナンドはもう起きていたようだ。日本もそ (続きを読む

さつまにする

沙弥島滞在42日目。多度津の金子商店にお願いしていた滑車が入荷したと連絡があったので、朝一で取りに行こうと車で海の家を出発すると、沙弥島の港の前に、高尾自治会長と山本副自治会長の姿があった。車から降りて、朝の挨拶。   五十嵐:「おはようございます!」 高尾自治会長:「おはようさん。どこい (続きを読む

網を通して見る空はつながっている

沙弥島滞在41日目。瀬戸内国際芸術祭の開幕である3月20日(春分の日)まで、残り12日。作品の最終調整やプレスに向けての内覧会などがあるので、3月16日に完成を予定している。なので、実際の制作期間は、残す所、あと一週間である。   そして、3月16日は、「そらあみ完成式」と銘打って、共に網 (続きを読む

12万4,178結び

沙弥島滞在38日目。今日は1日、5つの島で編み上がった網の整理と、各島で参加してくれた方(主に漁師さん)の丸名(船名)の整理を行った。   いろんな方が関わっているが、基本的に1人の方が編んでくれた一反のサイズは幅約60㎝で長さが約5mである。それを102反横につなげると完成サイズの高さ5 (続きを読む

米粒ひとつ分ずれたら網ではない

沙弥島滞在32日目。今日は10時から瀬居島の竹浦で網づくりを行った。実は瀬居島の竹浦での網づくりは今日で2回目。1回目は2月4日だったので、ずいぶんと時間が空いた。時間が空いた理由の1つは、ここは与島漁協組合長の地元であり、久保組合長から「最終的に網の量は、竹浦で調整するから次は最後でええよ」と言っ (続きを読む

網への想いと衝撃の事実

沙弥島滞在28日目。今日は午前中は岩黒島、午後は瀬居島の西浦と2カ所で網づくりを行うハードな1 日だった。スケジュールの都合上仕方のないことなのだが、1日に2カ所は体力的にも精神的にも削られる。しかも、それぞれに出会いと発見があるので、インプットする情報量が多すぎて、この日記でもアウトプットしきれな (続きを読む

網をつなぎ広げた時に見えるもの

沙弥島滞在22日目。今日も昨日に引き続き、午前中は沙弥島、午後は瀬居島の西浦とダブルヘッダーでワークショップを行った。沙弥島は3巡目。瀬居島の西浦は2巡目。なんとこの2つの地区の網は今日で完成を迎えた。   沙弥島の網は、島の人が時間のある時に来て、少しずつ編み進めてくれていたので、3巡目 (続きを読む