三編み紋

プロジェクト最終日。浅草の地に1400年の時を越えて三編み紋が出現した。   結論から言うとGTSの開期は今日11月11日までだが、浅草神社さんのご理解をいただき11月いっぱい展示させてもらえることになりました!   朝8時、浅草神社集合。天候に敏感な猿まわしの方の情報では、朝の (続きを読む

三社祭か、そらあみか

明日は三編み紋に網を設置する日なので、編むのは今日で最終日。天気の良い土曜日ということもあり、本当にたくさんの人が訪れ、そして、いろんなことがありすぎた。とても全てを語ることはできないほどである。どんな一日だったか一言で言うと“プロジェクトのグルーブ感が出てきた”ということだろう。今までいくつかの現 (続きを読む

三宅島からの助っ人

昨夜8時30分、自分は竹芝桟橋にいた。三宅島から到着する船へ、ある人を迎えにいったのだ。以前からこのブログを読んでくれている勘の良い人なら分かるだろう。そう、三宅島の網専門漁師であり、三宅島で行った“そらあみ”を一緒に毎日編んでくれた、クニさんを迎えにいったのだ。   数日前の電話で、クニ (続きを読む

お宮との距離感

現場入りしてからずっと浅草神社の皆さんはとても協力的で、良好な関係だったのだが、ここ数日でお宮との距離感が、ぐっと近づいたのを感じることができるうれしい出来事がいくつか起きた。   まずは、神主の池田さんが、お休みの日にプライベートで網を編みに来てくれ、夜には鷲神社ではじまった酉の市(おか (続きを読む

プロジェクトの構造

今日は、時代祭り(雷門前の通りと馬道を通行止めにして、甲冑を着た人が歩いたり、浅草の他のお祭りなどの伝統的な衣装で、山車に乗った楽隊と共に練り歩くお祭り)と七五三シーズンの週末が重なり、朝から浅草はたいへんな賑わいであった。   そらあみが行われている浅草神社にもたくさんの人がやってきた。 (続きを読む

東京でのプロジェクト生活

昨日に比べてずいぶんと冷え込んだ一日となった。この時期の屋外での作業は、風が出るとかなり体温が奪われ、逆に陽が当たるとかなり暖かくなる。今日はその両方が繰り返しやってきた。自分の仕事のやり方は1つの土地へ1ヶ月程度の長期滞在をするケースが多い。体あってのプロジェクトである。まずは体調管理が大切である (続きを読む

1400年の物語のその先のお話

細長く編み進めてきた網がどれも2m近くまで伸びてきたので、昨日の夕方に隣同士を編み合わせて、1枚の網の状態にした。それまではロープにカラフルな色の帯がぶら下がっているだけだったので、遠くから見たら網には見えていなかった。網なので当然広げると網の目が出てくる。そして網のむこうの風景を網と重ね合わせて眺 (続きを読む

新名所を語る土地柄

浅草神社で網を編んでいるといろんな人がやってくる。そんな中、観光名所である浅草ならではで、土地を語る人もやってくる。その代表格は、旗を持ち観光客を引き連れてやってくるツアーガイドと、人力車を引いて観光案内をする人力車の人。   網を編みながら耳をそばだてて聞くと、どちらも浅草神社では、三編 (続きを読む

現場スタッフからの報告

今日は別の仕事の打合せがあったので、現場をサポートスタッフの塩野谷くんにお願いしていた。塩野谷くんからの今日の報告は以下の通りである。   今日の報告としては、地元の人は毎日見てくれているみたいで、「昨日より進んだじゃん」と声を頻繁にかけてくれるようになりました。夕方に先週の木曜日に来てく (続きを読む

網からお宮に出会う人、お宮から網に出会う人

10時に浅草神社へ。今日は朝から生憎の雨。“そらあみ”は屋外で行うので雨に弱い。基本的には晴耕雨読と考えているので、今日はどうしようか。それでもできることなら網を編みたい。そこで、浅草神社の神主さんに相談してみた。すると、なんと快くテントを貸してくださった。更にテントを設置するところまで一緒にやって (続きを読む