今朝の出来事がまるで昨日のことのようだ

太宰府滞在19日目。くすかき5日目。晴天。ここの所天気が良く、朝は冷えるが、日中気温が上がるため落葉が再スタートした感じである。

 

早朝のくすかきに行こうと朝6時15分に山かげ亭を出ると、1台の車が停まっていた。中から出てきたのは市郎さんであった。出勤前に駆けつけてきてくれたのだ。早朝6時半からのくすかきを始めて4日目になるが、どうやらすっかり定着したようで、毎朝十数名の人が必ず参加してくれている。

 

朝8時半からのくすかきと夕方16時からのくすかきに比べ、30分程度でコンパクトにまとまっているのと、何より出勤や登校前という時間帯、そして、早朝の境内の気持良さが魅力となっているように思う。あとは早朝にみんなと会って樟の葉を掻いて過ごし、別れ際の「いってらっしゃい」が楽しい。

 

子どもたちの多くは地元太宰府小学校に通っており、昨日渡したくすかきチラシは各学年に掲示してくれたという。くすかきに頼もしい新たな仲間が加わった感じがする。

 

また早朝のくすかきは大人と子どもの人数バランスが良いので、チームワーク良く、仕事が早い。天神広場全体を30分程度で綺麗に掻いてしまう。

 

お宮の方々も、宿直の方以外、この時間にはいないので、ここ数日、朝来ると天神広場が綺麗になっていて少し不思議に思っているかもしれない。

 

早朝、朝、夕方とそれぞれ10名前後の方の参加があり、今年の「日々のくすかき」は毎日30名ほどの参加者で成り立っている。

 

こうして日記を書く時に1日を振り返るのだが、早朝6時から動き出すと、今朝の出来事がまるで昨日のことのように遠くに感じられる。

 

日中は、芳樟袋に樟の葉を詰め、口を閉じたりして過ごした。夕方のくすかきを終え、夜は食事兼打合せのため五条へ、福岡女子短期大学の「太宰府学」という講座の中で学生達に「くすかき」を体験させてもらいたいという内容であった。もちろん快諾した。

 

こうして、くすかきの参加者は、社会人、主婦、保育園児、幼稚園児、小学生、中高生は若干層が薄いが、今度は短大生が加わることになり、ますます世代の幅に広がりを見せつつある。

 

朝6時半です。太宰府の朝は早い。最高の空気と光。

 

チームワークは早朝が1番です。

 

8時すぎには観光客がやってくる参道にも静かな朝の時間が流れています。

 

芳樟袋を制作中。

 

1枚1枚、葉っぱを選んで入れていきます。

 

夕方のくすかきに友人を連れてきてくれました。

 

地元っ子。