待望の雨

太宰府滞在23日目。くすかき9日目。待望の雨。くすかきは晴耕雨読。晴天が続き、準備からずっと休みなくきたので、正直このタイミングでの雨は嬉しかったのだが、土日は雨でも鬼すべ堂で「くすのこうたき」があるので、理想を言えば平日の水曜日なんかに雨が降ってもらいたいところである。

 

1日雨だったので、朝も夕もくすかきはなし。10時〜15時の「くすのこうたき(鬼すべ堂での樟脳づくり)」は御堂の屋根があるので予定通り行った。とはいえ、雨がすごかったので人は少なく、昨日の薪割りとは打って変わって、落ち着いた雰囲気の時間が流れていった。

 

「たまにはこういうのもいいですね」

「ほんと、ゆっくりした時間も大事ですよね」

 

水蒸気蒸留装置の窯の火で暖を取りながら、お湯を沸かして珈琲を飲んだり。大人な時間を過ごした。雨の音や、風で木々が擦れる音を聞きながら、雨ならではの時間を楽しんだ。雨には雨の良さがある。山の若葉もキラキラと気持良さそうにしていた。

 

太宰府入りした3月下旬、満開だった桜には葉が、ツツジもそろそろ終わりそうで、数日前まで沈黙を保っていた藤棚に白や紫の色がちらほら目立つようになってきた。そろそろミツバチも動き出すだろう。この3週間、週変わりで次々に花が咲くのもまた毎年の楽しみの1つである。

 

夕方、火を消し片付けをして、1日一緒だった市郎さんに近くの温泉へ連れて行ってもらい、日中、薪を焼べてスモークされた身体を、サウナでスチームしてリフレッシュ。

 

なんとなくオフっぽい1日だった。

 

温かい日が続き、昨夜から雨が降り、夕方から風も出てきた。明日は落葉がすごいことになっているだろう。

 

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雨の朝の時点で、衝撃の量の落ち葉が!まさに落ち葉の絨毯。

 

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ここから明日にかけてさらに落ちて来るだろう、、、。