一番乗り

太宰府23日目。くすかき15日目。昨夜、富山県の氷見から展示設営を終えて太宰府にもどった。二晩太宰府を離れただけだったのだが、樟の木はすっかり若葉色が目立つようになっていたのが印象的だった。樟は待ってくれない。特にこの時期の樟は、日々その見えが刻々と変化していく。

 

それと同じように、日々刻々と変化していくのが、子どもたちだ。彼らが最近夢中になっていることのはたくさんある。コマまわし、タケノコ掘り、焼き芋、、、(くすかきに参加している子ども達は何故か古き良き日本の子どもといった雰囲気がある)。そんな夢中なことの1つに《くすかき》があり、来た時に押してもらう“くすかきスタンプ”がある。スタンプはくすかきカードに押してもらい、自分が何回くすかきに来たか分かるようになっている。平日は朝と夕方で両方来たら2個ゲット。土日はくすのこうたき参加でも1つ押してもらえる(今年正式発表された。笑)ので最高3個ゲットできる。最終日、だれが一番になるかでしのぎを削っている。中にはスタンプだけでくすかきしないでほぼ遊んでいて冷たい視線を浴びている人も時折いる(笑)。

 

そして、もう1つ。去年から自然発生した「一番乗り」という称号がある。要は、朝誰が一番早く来たのかというものだ。朝6時半からのくすかきを続けていると、身体は朝型になり、自然と早起きになる。そうすると、徐々に集まる時間が早まっていく傾向があり生まれたものだ。

 

去年は一部の大人が独占していたが、今年は小学2年生のマサアキくんが、かなりの回数一番乗り。先日、くすかきに来てくれたお母さんに話を聞くと、目覚まし時計が鳴る前に飛び起きて、くすかきに行くそうだ。そして、天候が怪しい時は、雨が降っているかどうか、お母さんを呼んで一緒に「雨、ふっとらんよね?」と確認してお家を飛び出すそうだ。

 

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2日ぶり。同じ様でやっぱり違う。

 

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できることが増えていく。

 

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くすかき判子。かなりの数になっています。

 

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今日の掻き山。不思議なもので、これ以上はなかなか大きくならない。

 

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先週より上手に割れるようになっている。

 

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タケノコ23本!!!少年達がみつけてきてくれました。焼いて食べました。

 

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2日見てないだけで、樟はすっかり若葉色になった。