レクチャーの日

今日は朝食後に午前中を丸々使って、南極に上陸するにあたっての2つのレクチャーがあった。1つは、南極の歴史や環境保護や野生動物との距離やトイレなどについてのレクチャーで、もう1つは、ゾディアックと呼ばれる南極に渡るゴムボートの乗り方や身につける装備品やライフラインに関するレクチャーが開かれた。夕方からは、南極ビエンナーレのメインスポンサーのカスペルスキー(コンピューターウイルスセキュリティ会社)の最高経営責任者ユージン・カスペルスキーのプレゼンテーションの後に、インドの宇宙船デザイナーのサスミタ・モハンティ、アラブ首長国連邦のアーティストのアブドラ・アル・サティ、エクアドルのアーティストのポール・ロセロ・コントレラス他といった面々のプレゼンテーションも行われた。

 

といった具合で、今日は丸々1日人の話を聞き続けた。ずっと英語なので、理解できる言葉の断片から想像しつつける必要があり、一苦労だった。

 

明日の昼には南極大陸が見えて、午後には上陸できるかもしれないとのこと。

 

ちなみに体調はすっかり海のうねりに慣れたようで食欲旺盛である。夕食時、他にも数人、体がつくり変えられたといった話をしたので、みんな同じような身体的変化を経た、感覚なのだろう。

 

夜はラウンジで到着の前夜祭といった感じでパーティーが開かれた。自分はちょうど組紐をしたかったので、パーティーのあいだ、その場で組んでいた。すると、自然に皆参加してくれ、良い感じで皆での航海の時間が組紐に組み込まれていった。

 

会場に流れていた音楽の影響が良かったのか、気が付いたら午前3時のパーティー終了まで組み続けていた。

 

17日の18時に出港してから約3日で,体は船酔いから解放され海仕様に、組紐の長さは現在14m。50mを目指したい。

 

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船室の窓からの風景。曇って水平線は見えない。

 

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プレゼンテーションルームにて南極に上陸するにあたってのレクチャーを受ける。

 

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船の階段には各階にこういったニュースとスケジュールが毎日張り出される。

 

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階段など各所にエチケット袋が設置されている。

 

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曇天。

 

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メインスポンサーのカスペルスキーの社長のカスペルスキーさんのプレゼンテーション。

 

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組み方を覚えてもう自分たちで組む人も出てきました。

 

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みんな組紐に非常に興味を持って参加してくれてます。メディテーションだという言葉もありました。