Cerrito Azul交流4日目。今日は「糸巻き」と「ランニング」を行った。
糸巻きは、少しずつ糸に触れるのが慣れてきたのか、中には絡まった箇所を丁寧に治したりする人も出てきた。もちろん相変わらず無反応な人もいるのだが、それでもいちおう手で糸を持っていて、手の中をすり抜けていく糸の感触は感じているようだ。
糸巻きの授業は、10名程度で輪になって座り、綛糸(輪状に束ねられた糸)から糸を引き出して、順々に隣の人に渡していき、最後の人が糸玉に巻いていくというアクティビティ。
最低限の参加方法としては、「そこにいる」ということ、次の段階になると「糸に触れている」ということになるのだが、動いていく糸に触れてさえいれば、そのひとつの流れの中にいることをなんとなく感じることができる。
どこかでひっかかれば、流れは止まるし、糸を巻く人や受け渡すペースによって流れは変化する。糸玉の成長と共に流れは徐々に早くなっていく。
見ていても、見ていなくても、指先で糸を感じていれば、その変化を楽しめる。指先で触れる糸の先に誰かの存在を感じる。
指先の糸から、誰かのことを感じるアクティビティ。
「糸巻き」はスペイン語で「Enrrollar hilo」。
今日のアクティビティは、出欠をとる→五十嵐の糸巻き→手洗い→おやつ→ランニング→掃除。出欠をとるカードはアクティビティを終えたので一番下の箱に入れて、次にやるアクティビティを一番上に貼ります。
ケビンは綛糸に腕を入れているのが得意。エルネストは糸を引き出すのが得意。徐々に得意不得意から役割分担が生まれてきた。
レナトは絡まった糸を丁寧に直していた。
壁に貼られた8月の予定表。どうやらこのクラスはJeampiert GonzalesとYasuaki Igarashiのクラスになったようだ。
近くの公園でランニングの授業。
公園の水撒きが豪快すぎて、思わず写真を撮ってしまった。
公園から帰る道中。花も綺麗だが、注目したいのは足元。道路にはよく犬の糞が落ちているのだが、みんなそれをギリギリで踏まずに歩いている。見えているのか?感覚的なのか?なかなか絶妙な上手さである。
ハンスの歯磨きを担当。噛まずに磨くというのを伝えるのが、とても難しい。