糸玉440個設置完了/Centro Cultural de Bellas Artes展示設営7日目

Centro Cultural de Bellas Artes展示設営7日目。今日は藍染された440個の糸玉を吊り上げる作業を行った。TURNを通じて2015年から交流を続ける東京の町田にあるクラフト工房La Manoのみんなに藍染してもらった糸を日本から持参し、ペルーの交流先であるCerrito Azulのみんなに巻いてもらって440個の糸玉が出来上がった。

 

La Manoで藍染された糸のグラデーションに出会った2015年、その色幅が、この世界にはいろいろな人がいて良いという、人の幅のように感じた。

 

昨年、TURN in BRAZILでの交流先PIPAのケントくんがこの糸を巻くと、立体のダイヤ型になった。La Manoの宇佐美くんが巻いたものと同じ形だった。地球の反対側で同じ形の糸玉に出会った。

 

今回、TURN in LIMAでの交流先Cerrito Azulのマルセロくんがこの糸を巻くと、卵型になった。アンデス文明のとある村の遺跡から発掘される糸玉は全て卵型なのだそうだ。時空を超えて同じ形の糸玉が生まれた。

 

糸玉を巻くと、多くの人は丸い形になる。でも、よく見ると一つ一つ糸玉の形は違う。まんまるだったり、ヤシの実みたいだったり、いろんな形がある。きつく巻くと硬くなる。ゆるく巻くとやわらかくなる。巻いた人の違いが糸玉の形となって現れる。

 

今日、440人分の藍染めした糸玉が吊り上がり、設営全体の半分が設置完了。

 

残り半分はコチニール染めした糸を巻きつけた440個のプシュカの設置である。

 

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ボランティアスタッフとしてサポートしてくれている美大学生たち。ペルーの人は、人懐っこいのか、糸巻きがこういう雰囲気をつくるのか、人と人の距離感が近い。

 

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美術館の設営担当セサルから糸玉の固定方法をレクチャー。みんな真剣です。

 

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糸玉の固定を一旦解除して、いよいよワイヤーを8m上へと吊り上げます。

 

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隣同士の糸が絡まないように糸玉をさばきながら、ワイヤーを引き上げていきます。

 

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藍染めした糸玉の設置完了。残り半分はコチニール染めしプシュカに巻いた糸440個。