くすかき二日目。樟若葉と彼らを重ね観る。

くすかき二日目。6:30〜〈日々のくすかき〉(参加者28人)、10:00〜〈くすのこうたき〉(参加者12人)、16:00〜〈日々のくすかき〉(参加者20人)。快晴に恵まれ、日中は半袖で過ごせるほど気温が上がった。

 

6:30〜〈日々のくすかき〉は今日が初日。事前準備のため6:00に天神広場へ。静かな境内、1人で待つ。6:30が近づく。どれくらいの人が集まるか、もしかしたら誰も来ないかもしれない、毎年ドキドキする。

 

早朝の樟の杜での1年ぶりの再会はやはり感動的だ。特に子供たちの成長には目を見張るものがある。自分の足で歩くようになった人、母親と見間違うほどに背が伸びた人、声変わりし急に逞しくなった人、女の子ではなくすっかり女性になった人、敬語が使えるようになった人、などなど。その変化は多種多様だが、ただただ感動を覚える。

 

そして〈くすかき〉の3週間は、樟若葉の芽吹きと重なるように、劇的に成長する人が現れる3週間でもある。樟若葉と彼らを重ね観るのもまた〈くすかき〉の楽しみ方の1つである。

 

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6:30朝の境内。

 

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28人でスタート。

 

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樟葉以外の枝などと分別します。

 

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今年最初の〈掻き山〉。まだ小さい。

 

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〈くすのこうたき〉水蒸気蒸留をして樟脳を抽出します。まずは葉っぱを細かくします。

 

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砕いた葉っぱを下から蒸しあげます。融点に達した樟脳は葉っぱから溶け出し水蒸気と一緒に冷却タンクへ。

 

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冷えると水蒸気は水に、樟脳成分は結晶化します。水滴の表面の白い粒が樟脳。

 

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恒例の薪割り。人気作業の1つ。

 

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夕方16:00の〈くすかき〉西日が眩しい。