新教授

三宅島大学の“そらあみ”づくり体験講座に、ここ数日の間、キタガワさん、クニさんに続いて、新たな教授が就任した感がある。大洋丸のマサルさんだ。   頭の回転が速く豪快でどんどん前に話を進めることのできるキタガワさん、キタガワさんにはよく地元の漁師さんが話しかける。目が追いつかないほどの手元の (続きを読む

師匠との再会

今日はうれしい再会があった。朝10時、自分に網の編み方を教えてくれた、言わば師匠である“じい”がそらあみを見にきてくれたのだ。この人との出会いがなければ“そらあみ”は生まれなかった。   出会いは去年の6月に遡る。三宅島大学のリサーチメンバーの1人として一週間ほど島に滞在した。その時、島の (続きを読む

“そらあみ”を介して場を開く

今日で三宅島滞在(全20日間)の折り返し日。10月1日に東京を出港し、2日に三宅島入り、“そらあみ”は21日の完成を目指している。そして翌日22日には島を離れる予定である。残り10日。なんだか焦りがある。網を完成させる焦りではなく、島の人と向き合えているのか、そらあみを見てもらえるのか、関わってもら (続きを読む

噴火前と噴火後

今日は朝から雨。ここのところ三宅島は雨が多く、風も強い。やはり太平洋に浮かぶ島である。内地(日本列島)に比べて、太平洋からやって来る低気圧や前線の影響を強く受けるのだろう。中桟橋に行くと、使用場所を示す三角コーンが風でだいぶ動かされていた。かなりの強風である。聞く所によると風速40mくらいは、島の (続きを読む

土地に飛び込む

朝9時、クニさん登場。昨日雨だったので三宅島大学本校舎内で編んだ網を阿古漁港の中桟橋に設置してある“そらあみ”に一緒につなげに行った。そらあみ体験講座に参加してくれた田中さんや、浅井さん、浅井さんの友人も駆けつけて来てくれた。ああだこうだと言いながら、皆で作業をしていると、いつのまにか漁師さんが集ま (続きを読む

編む個性

今日は1日雨だったので、三宅島大学本校舎(御蔵島会館)で網を編んだ。午後からクニさんも編みに来てくれた。三宅島の動きとしては、小中学校合同の運動会の予定だったのだが雨で翌日に延期となったため、時間ができた小学生やお母さん、先生などもちらほらと顔を出してくださり、何人かの島の人と知り合いつつ網の編み方 (続きを読む

そらあみ体験講座初日

朝6時、キタガワさんとクニさんと三宅島大学マネジャーの猪股さんと、今日までに編み進めた網を持って、4人で“そらあみ”設置場所である阿古漁港の中桟橋へ、電気工事で使用する高所作業車をキタガワさん(電気会社社長)が用意してくれ、高く張られたワイヤーに滑車を設置し、網をつり上げた。編みかけの網は設置空間に (続きを読む

教授

今日も朝早くからキタガワさんとクニさんが網を編みに来てくれた。ここ数日、我々3人が朝早くから日が暮れるまで網を編むモチベーションは、長い目で見たら最終日である10月21日に向けての“そらあみ”の完成はもちろんだが、明日の“そらあみづくり体験講座”の初日までにある程度の網を編んで、制作及び設置する現場 (続きを読む

網を編んで互いを知る

朝8時、三宅島大学本校舎へ、昨日に引き続きキタガワさんが網を編みに来てくれた。午後からはクニさんも合流。クニさんは網を編む時に編み目のピッチを決めるのに便利な“コマ”という道具をわざわざ作って持ってきてくれた。午前中にいなかったのは、コマを作ってくれていたからなのだろう。本当に有り難い話である。 & (続きを読む

7時の電話

朝7時、電話が鳴った。昨日、港で会ったキタガワさんからだった「台風で雨だし、動けないから、網編むぞ。そっちに場所あるか?」「え?え?あ、はい。場所あります」。何の約束もしていなかったので、実はこの電話で起きたのだが、8時には網を編んでいた。   さらに、キタガワさんは地元の網漁師の78歳の (続きを読む