くすかき二十二日目「くすのかきあげ」

くすかき二十二日目。くすかき最終日。早朝6時半、境内に62名の掻き手が集い、朝の美しい光と静寂の中、平成三十年「くすのかきあげ」を無事に奉納することができました。   朝5時、天神広場集合。夜明け前だが、二十二日間をかけて体はすっかり朝型になっていて問題ない。暗い中、皆で落ち葉を移動。6時 (続きを読む

くすかき二十日目。先輩は背中で語る。

くすかき二十日目。今朝も息が白くなるくらい冷えたが、清々しい晴天に恵まれ日中は気温が上がり、暖かく穏やかな日となった。朝のくすかきには大人17名、子供14名の合計31名が集った。日中は、山かげ亭(会期中の滞在先)で芳樟袋と樟香舟の制作。同時進行で樟脳の昇華作業を行った。   いつも通りに朝 (続きを読む

くすかき十六日目。地面に広がる星空。

くすかき十六日目。今日は日曜日。朝のくすかきは雨のため中止。10時からのくすのこうたき(土日のみ)には大人14名、子供6名の合計20名。16時からの夕方のくすかき(土日のみ)は大人11名、子供14名の合計25名が集った。   朝目覚めると、雨音が聞こえていた。予報では7時頃には止むと出てい (続きを読む

彼らは場を起動させる/Centro Cultural de Bellas Artes展示設営8日目 

Centro Cultural de Bellas Artes展示設営8日目。今日は会期前の美術館の展覧会場で、交流先の障害者支援施設Cerrito Azulのみんなと一緒にアクティビティを行う2度目の日。なぜ会期前かというと、自閉症の人は新しい場所が苦手なため事前に会場に慣れてもらい、会期がはじま (続きを読む

プシュカに糸を巻きながら考えたこと/Centro Cultural de Bellas Artes展示設営5日目

Centro Cultural de Bellas Artes展示設営5日目。今日からプシュカの仮設置がはじまった。   設営現場の通訳兼アシスタントとして入ってもらっているアンデス染織専門家の有紀さんから興味深い話を聞いた。   アンデス染織と一言でいっても、その時代には幅があ (続きを読む

南極ビエンナーレ

南米大陸の南端、アルゼンチンのウシュアイアにあるホテルでこの日記を書いている。日本の成田空港を出発し、アメリカのダラス、アルゼンチンのブエノスアイレスと経由し約30時間のフライトを経て、やっと到着した。3月17日にウシュアイアを出航するロシア船籍の船「Akademik Sergey Vavilov」 (続きを読む

くすかき19日目。くすのかきあげ。

くすかき19日目。くすかき最終日。早朝6時半の境内に40名の掻き手が集い、朝の美しい光と静寂の中、平成28年「くすのかきあげ」を無事に奉納することができました。   朝5時に天神広場集合。まだ暗い中、皆で落ち葉を移動させる。6時半に掻き手全員が集合し、各当番長と流れの発表し、組み分け。7時 (続きを読む

くすかき16日目。波の音をめざして。

くすかき16日目。瀬戸内国際芸術祭2016春会期に出品していた作品の撤去を終え、昨夜23時すぎに太宰府にもどってきた。3日ぶりの太宰府。今朝はけっこう寒い。落ち葉はほとんどない。今年の落葉はほぼ終わった印象である。   朝のくすかきはすっかり恒例となった連続スタイル。波の音をイメージして、 (続きを読む

くすかき13日目。異変の兆候。

くすかき13日目。今朝も肌寒く落葉は少ない。日中は温かくなり夕方はまずまずの落葉といった1日。   今朝の6時半のくすかきではこんな会話になった。   「地震あったろ?」 「うん。寝とったけど起きた」 「うんとね。お母さんの携帯が鳴ったからね。それで起きた。そしたら地震きた」 「 (続きを読む