くすかき初日。南極から太宰府へ。

くすかき初日。昨夜、南極から帰国後、そのまま太宰府入りし、今日が平成二十九年くすかきの初日。事前の準備は地元の方々の力で成された。これも8年目を迎えたくすかきだからこそできることなのだと、頼もしい太宰府の仲間を誇りに思う。   朝10時、約束の地、天神広場へ。太宰府天満宮の樟の杜で1年ぶり (続きを読む

南極ビエンナーレ

南米大陸の南端、アルゼンチンのウシュアイアにあるホテルでこの日記を書いている。日本の成田空港を出発し、アメリカのダラス、アルゼンチンのブエノスアイレスと経由し約30時間のフライトを経て、やっと到着した。3月17日にウシュアイアを出航するロシア船籍の船「Akademik Sergey Vavilov」 (続きを読む

くすかき19日目。くすのかきあげ。

くすかき19日目。くすかき最終日。早朝6時半の境内に40名の掻き手が集い、朝の美しい光と静寂の中、平成28年「くすのかきあげ」を無事に奉納することができました。   朝5時に天神広場集合。まだ暗い中、皆で落ち葉を移動させる。6時半に掻き手全員が集合し、各当番長と流れの発表し、組み分け。7時 (続きを読む

くすかき6日目。朝は大量の落葉、夕方は落葉なし。天草からの友人。

くすかき6日目。昨日の春の嵐の影響で、朝6時半のくすかきでは、ものすごい量の落ち葉と向き合った。逆に、現段階で落ちかけていた葉が全て落ちてしまったせいか、一度落葉はストップしたようで、夕方4時半のくすかきでは、ほぼ全くといっていいほどに落葉はなかった。   熊本は天草の陶芸家である「市山く (続きを読む

くすかき2日目。かきはじめ。くすのこうたき1回目。

くすかき2日目。今日は、くすかきとして樟の落ち葉を掻く最初の日〈かきはじめ〉である。早朝6時半、太宰府天満宮の境内へと向かう。   みんないるだろうか?   ドキドキしながら、境内へと入り、天神広場に目をやる。人影をみつけ、嬉しくなる。みんなと樟の杜の朝のこの時間に1年ぶりの再会 (続きを読む

くすかき初日。松葉ほうきづくり。

くすかき初日。今日は「平成二十八年 第七回 くすかき-太宰府天満宮-」の初日。くすかき初日の恒例行事は〈松葉ほうきつくり〉。“今年の樟の落ち葉と向き合うため”の、“今年の松葉ほうきをつくる”ところから、くすかきがはじまる。   太宰府天満宮の松葉ほうきを年間200〜300本制作されている職 (続きを読む

そらあみ〈島巡り〉完成!!!与島五島、編み合わせ。

沙弥島滞在34日目。今日は、沙弥島の西の浜にて、「そらあみ〈島巡り〉」の完成式を行った。   具体的には与島五島が各島で約一ヶ月かけて編んだ5枚の〈そらあみ〉を、1枚につなぎ合わせる“編み合わせ”を行った。   与島五島から集った総勢50人ほどの漁師さんをはじめとする島民の方々は (続きを読む

TURNフェス1日目。東京都美術館の展示空間で寝る。

東京都美術館4日目。TURNフェス初日。9:30に開館すると、すぐにプレスツアーが行われた。驚くほど大勢の取材関係者がいっぺんにやってきて、若干後ろに仰け反りながら作品解説をする。   「この作品タイトルは『New Horizon』。クラフト工房La Manoという施設のみなさんとの交流を (続きを読む

櫃石島、編みはじめ。漁師から日当の請求。

沙弥島滞在7日目。今日は櫃石島での編みはじめ。櫃石島は若い漁師さんが多い活気のある島。香川県である与島五島の中では最も北に位置し、買い物などの生活圏はほぼ岡山県側で、言葉も岡山の影響が強い。漁で獲れた魚の水揚げも岡山県の市場に水揚げする。   3年前の〈そらあみ〉では、漁師の洗礼的な経験を (続きを読む

住民説明会。瀬戸芸とは?

沙弥島滞在6日目。今日は、瀬戸内国際芸術祭2016開催にあたって、〈春会期:3月20日(日)〜4月17日(日)29日間〉の参加となる沙弥島の公民館にて、住民に向けての現地説明会が行われた。   瀬戸内国際芸術祭の総合ディレクターである北川フラムさん。坂出市長の綾宏さん。香川県庁職員、坂出市 (続きを読む