瀬戸内国際芸術祭2016に向けて、3年ぶりに再び沙弥島入り

沙弥島滞在1日目。瀬戸内国際芸術祭2016に参加するため再び瀬戸内海へやってきた。前回は、ちょうど3年前の2013年、春会期に沙弥島に〈そらあみ〉を出品した。与島諸島(沙弥島・瀬居島・与島・岩黒島・櫃石島)の130人の漁師と一緒に編んだ色鮮やかな網が瀬戸内の空に上がり、捉えた風景は今も鮮明に覚えてい (続きを読む

「そらあみ-氷見-」が捉えた風景

そらあみ25日目。今日は「そらあみ-氷見-」のお披露目の日。目前に広がる富山湾は碧く輝いている。水平線のむこうにはうっすらと白化粧した立山連峰が見える。天を仰ぐと突き抜けるような青空。最高の天候に恵まれた。いわゆる“そらあみ日和”である。   ここ比美乃江公園では、北陸新幹線開通記念とタイ (続きを読む

山誉種蒔漁猟祭(やまほめたねまきかりすなどりのまつり)

太宰府滞在25日目。くすかき11日目。晴天。日中は夏のように温かくなった。   6時半からの早朝くすかき。先日の大風で落ちかけていた葉っぱが全て落ちてしまったようで、落葉はほとんどなかった。また温かくなって次なる若葉が動き始めるのを待つしかない。8時半からの朝のくすかきをプロジェクトスタッ (続きを読む

くすかきをはじめたきっかけ、7年前に見上げたもの

くすかきは明日からはじまるのだが、生活リズムを合わせるために、太宰府入りしてからは例年同様に、8:30から御本殿で行われる朝拝に行くようにしている。朝拝で神主さん達が唱える“大祓詞”も、自分にとっては一年ぶりだったが、自然と口が動いて覚えていたので驚いた。積み重ねとはすごいものである。   (続きを読む

漁師言葉は2つの視点から生まれる

沙弥島滞在31日目。今日は午前中に市政モニターの方々へ向けての作品説明。午後からは、前回、自分が設定した網の高さが足らない(高さ5mの網を編むにしても、吊って横に網目を開くと、全体が上に引き上げられ、4m程度になってしまう)ことを発見する運びとなった瀬居島の西浦へ、中2日で向かった。   (続きを読む

塩飽諸島は岩との出会い

沙弥島滞在27日目。今日は滞在先である沙弥島の海の家で一日事務作業。27日間休みなしで動いていると、さすがに疲れが溜まってきている。   そこで、つい先日、坂出市の副市長さんの紹介で岩盤浴へ行き、1時間ほど温かな石の上で汗をかきリフレッシュ。そこでは天照石という石を使っているそうだ。神話の (続きを読む

発破の音は聞こえない

沙弥島滞在16日目。今日は与島でのワークショップ。与島でのワークショップは岩黒島・沙弥島に続いて2巡目。2つの島と同様に網を編みながら船名と船にまつわる島や家族の物語の聞き込みを行った。   与島は他の4つの島と毛色が違う。石の島だからである。昔から与島石と呼ばれる石が採れたので主な仕事は (続きを読む

船玉様と亀の鳴き声

沙弥島滞在14日目。午前中は岩黒島、午後は沙弥島でワークショップを行った。岩黒島は前回と同じくらいの人数が集まってくださり、沙弥島は、島からは前回の倍近い人数が集まってくださった。今日の岩黒島から5島巡ってのワークショップの2巡目に入る。基本的には1巡目で自分が編んだ続きを編んでもらい、幅60㎝×長 (続きを読む

海が減った

沙弥島滞在12日目。午前中は滞在先である坂出市海の家で事務作業や作品設置プランの検討、ワークショップの準備などをして、午後13時から与島にてワークショップを行った。   午前中嬉しいことがあった。10時頃だっただろうか、今日はワークショップ開催日でもないのに沙弥島の人が網を編みに来てくれた (続きを読む

お知らせ!水と土の芸術祭2012 連続シンポジウム番外編「海から川へ鮭と船が運んだもの-信濃川遡上2012-」

開港都市にいがた 水と土の芸術祭2012 連続シンポジウム番外編 海から川へ鮭と船が運んだもの ―― 信濃川遡上2012 ―― 海をわたって港から港へ。さらに山間部をめざして信濃川を遡上…。オリジナルの船で舞鶴から新潟まで、各地をつなぎ航海するプロジェクト『種は船』の船長をつとめる五十嵐靖晃さん。そ (続きを読む