カイコウラリサーチ

カイコウラ2日目。カイコウラのリサーチを行った。〈そらあみ〉を実施するためには、まずは土地のロケハンをしながら自然環境や歴史や文化を学びつつ、作品設置場所やワークショップの開催場所を選定。そして自分を知ってもらい、共に編む仲間を探して、地域コミュニティとつながる扉をたたきに人に会いにいく。プロジェク (続きを読む

くすかき二十二日目「くすのかきあげ」

くすかき二十二日目。くすかき最終日。早朝6時半、境内に62名の掻き手が集い、朝の美しい光と静寂の中、平成三十年「くすのかきあげ」を無事に奉納することができました。   朝5時、天神広場集合。夜明け前だが、二十二日間をかけて体はすっかり朝型になっていて問題ない。暗い中、皆で落ち葉を移動。6時 (続きを読む

マルセロが糸を紡ぐ/Cerrito Azul交流7日目

Cerrito Azul交流7日目。今日は「糸巻き」と「糸紡ぎ」を行った。   糸紡ぎは、これまでやってきた糸巻きや、アルパカ原毛をきれいにするアクテビィティに比べると、単純に所作として難しい。自分もまだ思うように糸を紡ぐことはできない。   ところが今日、チエロおばあちゃんに教 (続きを読む

南極で組紐を組む

DAY7 AM / Wiencre Island / Port Lockroy(U.K.)に上陸を試みたが、岩壁と氷に阻まれ断念。氷の上にはペンギンの姿があり、どうやって登っているのかわからないが、ペンギンにとっての日常は、我々人間がなかなか辿り着けない場所なのだと痛感した。   ゾディア (続きを読む

南極初上陸

昨日、3月20日に風の影響で波が高く接岸が難しくなったため上陸を断念したDeteille Islandから北へ一晩移動し(全体の航路としては最初に南の一番奥まで船で行き、徐々にウシュアイアに向かって北上して戻っていく)、本日3月21日は午前と午後に、それぞれ2時間程度、合計2つのポイントに上陸した( (続きを読む

言葉でなく存在感を伝える男

10時から南極ビエンナーレコミッショナーのアーティスト、アレキサンダー・ポノマリョフのプレゼンテーションを聞く。これまでの実現したもの、これから実現したいもの、いずれにせよ彼のスケールの大きなプロジェクトは突き抜けている。それは彼の存在感であり、人間力と同様である。   彼の母国語はロシア (続きを読む

レクチャーの日

今日は朝食後に午前中を丸々使って、南極に上陸するにあたっての2つのレクチャーがあった。1つは、南極の歴史や環境保護や野生動物との距離やトイレなどについてのレクチャーで、もう1つは、ゾディアックと呼ばれる南極に渡るゴムボートの乗り方や身につける装備品やライフラインに関するレクチャーが開かれた。夕方から (続きを読む

うねりの力、眠る力。

朝食会場でポノマリョフが嬉しそうに言う。ロシア語だったので正確には分からなかったが、「うねりの世界へようこそ(笑)」といった感じだった。昨夜から今朝にかけてのあいだに外洋に出たようで、船が常に大きく揺れるようになった。   カーテンが勝手にレールを行ったりきたり、棚の上のものは常にゆっくり (続きを読む

南極ビエンナーレ

南米大陸の南端、アルゼンチンのウシュアイアにあるホテルでこの日記を書いている。日本の成田空港を出発し、アメリカのダラス、アルゼンチンのブエノスアイレスと経由し約30時間のフライトを経て、やっと到着した。3月17日にウシュアイアを出航するロシア船籍の船「Akademik Sergey Vavilov」 (続きを読む

くすかき19日目。くすのかきあげ。

くすかき19日目。くすかき最終日。早朝6時半の境内に40名の掻き手が集い、朝の美しい光と静寂の中、平成28年「くすのかきあげ」を無事に奉納することができました。   朝5時に天神広場集合。まだ暗い中、皆で落ち葉を移動させる。6時半に掻き手全員が集合し、各当番長と流れの発表し、組み分け。7時 (続きを読む