くすかき十一日目。6:30〜朝のくすかきは雨のため中止。今年は本当に雨が多い印象。それでも誰かが来るかもしれないので、6:00すぎには天神広場へ行く。6:30になると今年から親子で参加している木下さんがやってきた。
木下さん「中止ですよね?」
五十嵐「そうですね。この雨ですからね…中止ですね…」
木下さん「でも、うちの子、ここにこうして来るのが好きみたいで…」
木下さんの息子の光之助くんにとって、雨でくすかきできるかどうか、という我々大人の理由などたいした問題ではないのだ。朝、天神広場に来ることが大事なのだ。樟の木が好きなのか?誰かに会いたいのか?その理由は定かではない。でもこうして土砂降りの雨でも、ここに足を運びたい衝動は、彼の中に確実にある。
今日は太宰府中学校の入学式。くすかき黄金世代と呼ばれるみんなが入学する。中学校は小学校よりもさらに、行動理由やルールといったものが増えるだろう。つまらない大人になってほしくない。
我々大人の理由などたいした問題ではない。彼らが生きるのは未来である。未来をつくっていくには、雨でも朝に天神広場に足を運ぶような、自分の内側から湧き出る衝動が大切なのだ。
6:30天神広場
入学おめでとう!!!