くすかき八日目。6:30〜〈日々のくすかき〉(参加者48人)。10:00-15:00〈くすのこうたき〉(参加者20人)。16:00〜〈夕方のくすかき〉(参加者25人)。最低気温12度、最高気温20度。昨日に引き続き穏やかな日。ちなみに去年の今日と同じ3回目の〈くすのこうたき〉の気温は3度。春の寒暖差に驚く。
時間と空間を超越して、いつのどこにいるのか、分からなくなる一日だった。それはまさにタイムマシーンに乗っているような体験だった。太宰府天満宮の境内で〈くすかき〉をしているとそんな感覚になる。
千年生きる樟の木の下で、松葉ほうきを持って樟の落ち葉を掻く。それは明治時代の人も、江戸時代の人も、同じ所作。
別の土地で会った人が〈くすかき〉をしに訪ねて来てくれた。その人と一緒に〈くすかき〉をしていると、ここが太宰府ではないような気がする。
神職の方たちや巫女さんなど、お宮の職員さんたちが袴姿で話しかけてきてくれる。背景には430年前の桃山時代に建てられた御本殿がある。
お名前だけは伺っていて、いつかご挨拶したいと思っていた方が〈くすかき〉をしに来てくれた。面識はなかったのだが、紹介していただき、「ああ!あなたが〇〇さんでしたか?」。会いたい人に会えた。
毎年参加してくれている子供たちの成長が早すぎて、今の彼らの姿の向こうに、かつて小さかった頃の彼らの姿を見る。
千年生きる樟の木は、今年も若葉を出している。去年も一昨年も、そのずぅーっと前の昔も、来年も再来年も、そのずぅーっと先の未来も、春にはきっと若葉が芽吹いている。
いろんな時間と空間とがひとところに集まっていた日曜日。
太宰府天満宮の樟の木はまるでタイムマシーンのようである。
気温は昨日とあまり変わらないのに、今朝はほとんど落葉がなかった。
去年の若葉が今年の落ち葉。今年の若葉が来年の落ち葉。
楼門と樟と〈くすかき〉
水蒸気蒸留で使う樟の葉を運ぶ新高校生。頼もしくなりました。
昨日の〈くすのこうたき〉で採れた樟脳。
樟脳回収。
新たな人との出会いはプロジェクトに新たな進化を生む。葉っぱバラバラに新機材登場!!!
蒸留中はゆっくり過ごす。外で食べるカレーは世界一美味しい食べもの、という話題で盛り上がる。
夕方のくすかき。新中学生3人が整える。
熊本の友人家族から、お庭に咲いたミモザの差し入れ。山かげ亭の玄関に熊本のミモザが咲いています。