太宰府27日目。くすかき19日目。今朝はほとんど落葉がなかった。朝夕のくすかきは普段通りに行い。日中は鬼すべ堂で水蒸気蒸留装置の解体と、もはや恒例行事となった釜磨きを行った。
釜磨きとは、水蒸気蒸留で使用し煤が付いて真っ黒になった、釜、蒸留装置、ヤカン、タライなどなどをピッカピカの銀色になるまで磨くことである。
そして釜磨きといえば大里さんである。去年も大里さんが見事に磨き上げた。お仕事は車のメカニック。職業柄、ピカピカになるまで手を止めることはない。そして今年も当然ピッカピカ。
大里さん「『使う前より美しく』やろ」と一言。さすがである。
明日と明後日の日々のくすかきをしたら、いよいよ、くすかき最終日の「くすのかきあげ」。
くすかきも残す所あと3日。
朝5時半くらいになると自然と目が覚める。身体は徐々に「くすのかきあげ」に向けて、仕上がってきている。
樟の葉はすっかり若葉に入れ代わった。我々の心身も春の息吹に満ちつつある。
今日の掻き山。
鬼すべ堂も元の姿に戻りました。
藤が咲きました。日差しも変わりました。山の色も黄緑が増えモザイク状に変わりました。
ピッカピカです。新品みたい。