太宰府滞在34日目。くすかき20日目。晴。くすかきも残すところ、今日を含めてあと3日。ここ数日、落葉に動きはなかったが、今日の日中気温が25℃近くまで上がったせいで夕方にはそれなりに落ちていた。ぱっと見た感じでは全ての葉が入れ代わったように見えるのだが、まだ、よく見るとこれから落ちる葉が隠れている。
今日は、早朝くすかき→朝のくすかき→樟脳の昇華など室内作業→福岡女子短期大学のくすかき体験授業→夕方のくすかきといった1日だった。
なんと早朝くすかき参加者は18人。昨日のもつ鍋会の方々も普通に来ていた。さすがである。しかし朝の6時半に18人とはすごいことである。早朝くすかきが朝と夕方も含む1日3回のくすかきの中で1番参加者が多い。今年実験的にはじめたのだがすっかり定着したようである。
そして、夕方のくすかきのちょっと前に、福岡女子短期大学の授業の一環として、くすかきを体験しに20人ほどの短大生がやってきた。女子短大生のみのくすかきもなんだか不思議な光景であった。授業ということで、くすかきへの興味の幅はかなりあったが、実体験を通して何人かは何かを感じてくれたと信じたい。
さて、明後日はくすかき最終日の、そしてくすかきの最大行事である「くすのかきあげ(通称:かきあげ)」が行われる。会期の全22日間はこの日のためにあると言っても過言ではない。そしてもっと言うならば、1年間(365日)の準備は、この日のためにあると言える。
1年に一度だけ、かつて存在した千年樟を会期中に集めた葉っぱを使って描き出す日。それは1年の準備である365日の中の、会期である22日の中の、最後の1日なのである。
そんな1日を迎えるにあたって、毎日の参加を積み重ねて来た証拠としてくすかきカードというものがある。早朝くすかきと夕方のくすかきを基本に、学校がない時には朝のくすかきまで、すごい日は1日三回くすかきに来てくれた松大路兄弟のくすかきカードのスタンプは(同じ日に早朝と夕方来たりしたらスタンプをダブル押し、三回来た時にはトリプル押しするので、彼らの参加回数は今年のトップである)、なんと会期は22日なのに既に兄は23回、弟は22回の参加となっている。2人とも今年からの参加だが、ずいぶんと松葉ほうき扱いも上手くなった。
くすかきをしていると、毎年、こうしてだれかの成長ドラマに出会うことができる。「継続は力なり」。成長には感動がある。彼らがどんな最終日を迎えるのか楽しみである。
早朝くすかきに18人の参加者が来ています。手前から奥へずらりと並んで天神広場を整えています。
早朝くすかき終えて、ちょっとだけテニスをしてみる。
早朝くすかきを終えてちょっとだけコマを回してみる。
この、抜けた青空と若葉燃える黄緑の色の関係は完全にくすかき終盤の色景色。
20人の女子短大生がくすかきしている風景はやはり不思議な感じがしました。
全会期22日にも関わらず、兄は既に24回、弟は23回の参加数。かなりくすかきにはまってます。