三宅島から浅草神社へ

荷物をまとめて、掃除、ゴミ捨てをして、20日間お世話になった三宅島大学本校舎(旧御蔵島会館)を後にした。   三宅村役場へ行き、三宅島大学の発起人である池山副村長に、出力したこのブログをレポートとして提出し、滞在活動を報告。「島でまなび、島でおしえ、島をかんがえる」という三宅島大学のコンセ (続きを読む

“そらあみ”のこれまでとこれから

三宅島大学そらあみづくり体験講座最終日は発表会という形で締めくくった。最初は本校舎にて、このブログをプロジェクションし、20日間の三宅島での滞在活動の報告を行い。その後、本校舎から約5分程度の距離にある中桟橋へ、角度や距離によって見え方の変わる“そらあみ”を眺めながらお散歩するといった流れで約2時間 (続きを読む

風景をつかまえる

明日は発表会を行うため、今日がそらあみづくり体験講座の最終日。土曜日ということもあり、朝から数人の参加者が集ったので、全体感を把握するため、一度、編んだ漁網を空に引き上げた。両脇がたるんでいる。空にピンと網を張るために両端と下辺のロープ処理が必要である。でもそれはこっちの都合である。時間のない中来て (続きを読む

所作と所以

朝起きると、曇りガラスの窓の向こうに青空があるのが分かった。思わず窓を開ける。ビュー!っと風が吹き込んできた。まだ、台風の吹き返しが残っているようである。しかし、思ったよりも台風は早く通過したようで、朝から空は真っ青で清々しい。風さえ治まれば最高の天気である。   午前中は室内作業をし、風 (続きを読む

台風時のみ出会う風景

今朝5時の三宅島到着の船で、サポートスタッフの塩野谷くんがやってきた。前日の三宅島入りを予定していたが、台風の影響で欠航し、一晩待機し、今朝となった。そして、今夜出発し明日到着予定の船は、次なる台風の接近で欠航が決まっている。塩野谷くんは台風と台風の間に唯一出港した船に乗り、ピンポイントで島に到着し (続きを読む

静かな1日

網を広げて、編みはじめたが、1時間ほどしたら雨が降り始めた。空には重く黒い雲がかかってきている。天候の回復を期待し、しばらく様子をみたが降ったり止んだりの繰り返し。仕方なく網をたたんで小さくまとめ、今日のそらあみを終え、三宅島大学本校舎にもどり、たまった事務作業を行った。近くに響く虫の鳴き声と、遠く (続きを読む

そらあみ=サッカー

今日はとにかく風が強かった。台風の影響なのだろう。明日到着する東京からの船は欠航となった。青空が広がり、天気は良いのに、風が強く、うねりが大きい。高台に上がって海を見ると、錆が浜港の桟橋を越えるような、大きなうねりが押し寄せて来ており、堤防にぶつかる低いドーンという音を1日聞いていた。写真で見ると分 (続きを読む

定置に乗らないか?

日曜日の昨日とは打って変わって静かな月曜日。そらあみの制作現場である阿古漁港の中桟橋もちらほらと漁師さんの姿を見かける程度の1日だった。   「おい。進んでんのか?」遠くから声がした。係留用ロープの修復作業をしている漁師さんからだった。はじめて話す漁師さんから声をかけてもらった。毎日、ここ (続きを読む

島の時間を区切る船

今日は日曜日ということもあり、そらあみづくり体験講座への参加者が多い1日だった。午前中は島外からきた観光客、午後は島内に住む住民といった参加者の顔ぶれだった。午前と午後、なぜこのような人の流れになったのかと考える。   島の時間軸を区切る存在は船(定期便)である。船は基本的に毎日同じ時間に (続きを読む

網を編む理由

「坪田地区に、毎日、網を編んでいる人がいる」そんな話を聞いた。これは会いに行かなくては。そらあみづくり体験講座の開始時間前までに戻って来られるよう、朝一番で会いに行った。   その方は坪田地区にある製材所にいるという。車を走らせて約15分、製材所を発見。車を停め敷地内を歩く。木造の平屋が敷 (続きを読む