くすかき初日。今日は天気も良く暖かく、穏やかで春らしい1日だった。13:00御本殿にて、くすかき成功祈願祭。その後、山かげ亭に移動し、松葉ほうきつくり。完成後、お宮にもどり自作した松葉ほうきを持ってお祓いしてもらい、最後に柵設置を行い、無事に初日を終えた。
太宰府で迎える9年目の春。太宰府天満宮の樹齢千年を超える樟の杜では、春になると去年の若葉が今年の落葉となって新芽に押されて落ちてくる。そこには松葉ほうきでその葉を掻くという千年変わらない所作がある。千年生きる樟の木の下で、千年変わらない所作を通じて、新たな一年を重ねてみる。
そして、いよいよ明日から毎朝6:30に朝のくすかきがはじまる。日本で一番早起きなアートプロジェクト。一年で一番健康的で心と体を整える3週間。1年ぶりの再会と、はじめましての出会いを通じて、私とあなたのこれまでの一年とこれからの一年を想像する。
樟の落ち方は毎年違う。集まる人も毎年少しずつ変わっていく。その年には、その年ならではのくすかきがある。9年目となると、節目となる10年目も見えてきた。そして、平成最後のくすかきでもある。
今年はどんなくすかきになるのか楽しみである。
満開の桜の木の下で、お宮にもたくさんの松葉ほうきを納品されている職人の原口さんを招いて松葉ほうきつくりを行いました。
桜は例年に比べると一週間くらい遅いようです。
自分でつくった松葉ほうきを持って記念写真。
くすかき成功祈願祭では祝詞を上げてくださり、制作した松葉ほうきをお祓いしてくださった神職の馬場さん。実は浅葱色の袴は今日までで、明日から紫色の袴に昇格されます。おめでとうございます!春は入学、進学、就職などなど成長を感じる季節です。
柵設置作業中。集合場所の目印となる立て看板を取り付けています。
無事に柵設置完了。いよいよ明日6:30にここに集合して、今年の朝のくすかきがはじまります。何人くらい集まるかな?