葉っぱの行き先の農園へ行ってみた

太宰府滞在32日目。くすかき18日目。曇りのち晴。くすかきも残すところ、今日を含めてあと5日。落葉も落ち着いて、少ない日が続いている。最初の出たばかりの頃はフワフワしていた若葉もずいぶんとしっかりとしてきた。ほとんど今年の分は落ち終えてしまったようだ。ここから終盤戦は日当りが悪い樟の木の下が落ち葉に出会える狙い目の樟の木となる。やはり今年は、例年に比べ1週間〜10日程度、全体的に落葉が早いような印象がある。今年の太宰府の春は温かくなるのが早かった。

 

早朝くすかきと、朝のくすかきを終え、お昼に太宰府市役所へ、今年くすかきで集めた樟の葉を受け入れてくれる「ありがとう農園」の白水さんが無農薬野菜販売のため、お昼に市役所へいらしているというので、葉っぱの移動などの段取りについて話をしに行った。

 

結論から言うと、26日(土)くすのかきあげ終了後、白水さんの軽トラで葉っぱを、牧田社長の油機エンジニアリングへと持って行き、機械で粉にして、それを畑で使用するということになった。そのまま使うか、一度焼いて灰にして使うか、まだまだ検討が必要ではあるし、樟の葉に合う野菜を育てるのが理想だが、それが何の野菜(トマトが相性が良いという話を何年か前に聞いたことがあるような記憶があるが、、、)なのかも、これからやりながら一緒に考えて行けたらいいですねと話をした。

 

樟も野菜もそうだが、植物と向き合うと時間軸が、ぐーんと延びる感覚になる。

 

市役所での話の後、近くにその農園があるというので、見学に行った。観世音寺にある戒壇院という寺院のすぐ横の畑で、気持の良い場所であった。戒壇院の庭には樟の木が生えており、以前からパラパラと樟の葉はこの畑に落ちて来ていたようである。

 

樟の葉が、農園の中でどんな役割を担うのか?まだまだ分からないことばかりだが、一緒に楽しみながら考えていってもらえる仲間がまた増えたことに感謝している。

 

くすかきの樟の葉の栄養で育った野菜を食べる日を楽しみにしている。

 

P1230401_s

早朝くすかき。終盤戦に向けて人が増えつつある。

 

P1230406_s

若葉がすっかり樟の葉らしい形になり、パリッと張りが出てきました。

 

P1230415_s

樟の葉の行き先である「ありがとう農園」です。奥に見えるのが戒壇院。

 

P1230422_s

夕方のくすかき。自然に樟の木と戯れていました。