さつまにする

沙弥島滞在42日目。多度津の金子商店にお願いしていた滑車が入荷したと連絡があったので、朝一で取りに行こうと車で海の家を出発すると、沙弥島の港の前に、高尾自治会長と山本副自治会長の姿があった。車から降りて、朝の挨拶。   五十嵐:「おはようございます!」 高尾自治会長:「おはようさん。どこい (続きを読む

網を通して見る空はつながっている

沙弥島滞在41日目。瀬戸内国際芸術祭の開幕である3月20日(春分の日)まで、残り12日。作品の最終調整やプレスに向けての内覧会などがあるので、3月16日に完成を予定している。なので、実際の制作期間は、残す所、あと一週間である。   そして、3月16日は、「そらあみ完成式」と銘打って、共に網 (続きを読む

多度津の金子商店

沙弥島滞在40日目。今日は、そらあみの作品設置をする時に必要となる11個の滑車と230mのロープを買いに多度津の金子商店へ行ってきた。   多度津は坂出市から西へ、車で30分ほど行った所にある。地名で言うと東から西へ、坂出→宇多津→丸亀→多度津といった順である。なぜそんな離れた場所にある金 (続きを読む

万葉の島の万葉

沙弥島滞在39日目。今日は1日、滞在先である沙弥島の海の家で事務作業を行った。風もなく暖かで、本当に穏やかな1日だった。このまま暖かくなって春が来ると良いのだが。   あまりに気持の良い空模様だったので、休憩がてら、海の家から出て、すぐ目の前に広がるナカンダ浜へ海を見にいった。打ち寄せるさ (続きを読む

12万4,178結び

沙弥島滞在38日目。今日は1日、5つの島で編み上がった網の整理と、各島で参加してくれた方(主に漁師さん)の丸名(船名)の整理を行った。   いろんな方が関わっているが、基本的に1人の方が編んでくれた一反のサイズは幅約60㎝で長さが約5mである。それを102反横につなげると完成サイズの高さ5 (続きを読む

丸名をつける

沙弥島滞在37日目。午前中に新聞の取材を1本受けて、午後に与島へ。網づくりに参加してくれた方の船名を確認しに行った。   船名=丸名(まるな:漁師さん達は、こう呼ぶ)の確認が必要な理由は、完成した網、一反一反の下に網針を吊るし、その網針の中に島の名前と丸名を入れることにしたからだ。今回の網 (続きを読む

400人で島全体をゴミ拾い

沙弥島滞在36日目。朝9時30分。沙弥島に400人の市民が集まり島全体のゴミ拾いが行われた。坂出市役所の方から開会式で挨拶をしてもらいたいと頼まれていたので、市長挨拶の後にマイクを受け取り、“そらあみ”の作品紹介をさせてもらい、ゴミを拾って沙弥島に良い風を通しましょうと挨拶させてもらった。 &nbs (続きを読む

脱皮する網 -網の色は3年で変わる-

沙弥島滞在35日目。13時から櫃石島での網づくりを行った。今日の櫃石島の網が完成したら5つの島の7つの地区全ての網が出来上がることになる。よって、網づくりは今日が最終日。最初の網づくりをしたのは2月2日の櫃石島だった。なので、「そらあみ-塩飽諸島-」の網づくりは、偶然にも櫃石島ではじまり、櫃石島で締 (続きを読む

春一番に便りを乗せて

沙弥島滞在34日目。春一番が全国的に吹いた。沙弥島は日中ずっと雨だったが、夜になると雨は止み、温かな風が一晩中吹き続けた。   風が気になるので調べてみた。春一番とは、春の訪れを告げる南よりの強風のことで、日本海で発生した低気圧に向かって、立春後最初に吹いた南よりの強風を、そう読んでいると (続きを読む

煙突の煙りの向き

沙弥島滞在33日目。今日は1日、レジデンスである沙弥島の海の家にて事務作業を行った。   最近、煙突の煙りの向きが気になる。なので煙突の煙りばかりを見ている。滞在先である、ここ沙弥島のすぐ横には番の州工業地帯という巨大な工業地帯がある。1978年、今から35年ほど前に沙弥島と瀬居島をつない (続きを読む