くすかき七日目。1年で10㎝。今年は誰が芽吹くか?

くすかき七日目。今朝の気温は9度。昨日の3度に比べたらかなり暖かく感じる。暖かくなればもちろん落葉も多い。朝の〈くすかき〉には大人12名、子供11名、合計23名が集った。

 

〈くすかき〉の楽しみの1つに、子供たちの成長がある。成長の楽しみには大きく2つあり、1つは1年ぶりに再会した時の成長ぶりの驚き。もう1つは会期中の3週間に樟若葉が芽吹くように急成長を遂げる瞬間に立ち会う喜び。

 

後者の方はこれまで何人も見てきた。言葉で表現するのは難しいのだが、何かきっと本人の中で意識や気持ちの変化が生じているようで、しっかりするというか、顔つきや振る舞いが明らかに変わるのだ。

 

大人たちは毎年、今年は誰の年になるのかと楽しみにしている。そう、樟若葉と同じように、子供たちの芽吹きを観察しているのだ。

 

これに立ち会うことほど感動的なことはない。今年ももちろんその兆しを既に感じさせてくれている人もいる。

 

そして前者は、単純に一年に一度の再会の瞬間に、分かりやすく身長の変化の驚き。今年最もびっくりしたのはなんと一人の男の子の身長が10㎝も伸びていたのだ。あまりの成長ぶりに一年前の記憶が揺らいだ(笑)確かにものすごくよく食べるなぁとは思っていたのだが、やはりあの食欲は身長爆発の前兆だったのだ。

 

まぁ身長は分かりやすい話だが、それ以外にも一人一人確実に成長している変化に気がつく。ほうきが持てるようになってたり、掻き方が上手くなっていたり、視野が広くなっていたり、挨拶ができるようになっていたり、少し我慢ができるようになっていたり、大きな声で返事ができるようになっていたり、少し恥ずかしがるようになっていたり、年下の面倒を見れるようになっていたり、それは本当に一人一人違う。

 

若葉のように、芽吹くタイミングも育つペースもみんな違う。

 

彼らは僕らが生きられないもっと未来を生き、つくっていく人たちだ。だから彼らには、春の寒さの大切さや、朝日の美しさや、樟若葉の色の変化や、樟脳の香りや、落葉を掻いた時に出る音や、みんなで協力する楽しさや、自分と向き合う大切さや、いろんな大人がいることといった、広くて深くて美しい世界があるということを自分の肌で感じて、自分で見つけてもらいたい。

 

子供たちは未来そのもの。朝日をたくさん浴びて、のびのびと大きく育ってほしい。

 

しかし、自分は身長が止まってから何年経つのだろう?むしろ身体は劣化の一途をたどっている(笑)

 

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子供たちの目覚しい成長。

 

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昨日の自分を今日超えていく。

 

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できることが増えていく。

 

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今日の掻き山。

 

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単に山が大きくなっただけでなく、1週間の場づくりで、だんだんと掻き山の存在感が増してきている。