くすかき五日目。6:30〜〈日々のくすかき〉(大人18人、子供8人)、15:00-17:00〈制作作業〉(大人4人、子供0人)が行われた。
くすかきにはこれまで12回やってきた中で、試行錯誤し改良を加えながら、現在の形に落ち着いたものがいくつかある。そのうちの一つが〈くすかき参加カード〉である。
ラジオ体操のようなイメージで、参加した日にカードに葉っぱの形をしたハンコが押される。葉っぱハンコをたくさん集めた人は、最終日の直会で表彰され、ご褒美のお菓子がもらえるといったのが恒例となっている(※去年はコロナで直会も表彰式もできなかった)。
歴代のデザインを振り返ると、最初は四角いカレンダー型だったり、樟の木の形に葉っぱが増えていく樟の木型だったりと、いくつかあった。
それが今から4年前の2017年に、春から新中学生になる米湊咲希さん(当時12才)がデザインした松葉ほうき型が、非常に評判がよく、何より〈くすかき〉らしいということで定番となった。
高校生になった咲希ちゃんは吹奏楽部の活動などで忙しいが、時間をつくって参加してくれて、昨日の朝も顔を見せてくれた。
今年初めて参加する人にも、やはりこのデザインは評判が良い。松葉ほうきを使って葉っぱを集める〈くすかき〉そのものがデザインに落とし込まれている。あらためて12才の才能に驚かされる。
今朝も寒くない。落葉は多い。
26人と葉っぱの量に対して人手に余裕があると、こうして柵を出て広く〈くすかき〉ができる。
2017年に当時12才の咲希ちゃんがデザインした松葉ほうき型〈くすかき参加カード〉。参加すると葉っぱが増えていきます。みかちゃんはカードを自分でアレンジして、名前、ハート、葉っぱのイラストを加えてあります。
今朝も最後に縞模様を入れて、次の葉っぱが落ちてくる場所を整えます。
若葉がだいぶ出てきました。濃い緑が去年の若葉でこれから落ちてきます。
制作チームは、樟香舟(樟脳を入れるパッケージ)を各自つくったものを持ち寄ってくれました。
芳樟袋(樟葉の入った匂い袋)を説明書きを同封し、祝儀型パッケージに包んでいます。
祝儀型パッケージに包んで完成。太宰府天満宮の案内所と宝物殿で春限定商品として販売しています。季節のお土産にぜひ手にとってみてください。売り上げはプロジェクト運営資金とさせていただきますのでご協力のほどお願いします。
樟香舟に使う和紙に、くすかきハンコを一枚ずつ押していきます。