瀬居島の〈そらあみ〉完成。編みあがり。

沙弥島滞在26日目。瀬居島の〈そらあみ〉が完成。今日の瀬居島をもって、全てのワークショップが終了した。沙弥島があとほんの少しだけ残っているが、5島全ての〈そらあみ〉がほぼ全て無事に編みあがった。   3年ぶりに与島五島のみなさんに一緒に編んでもらい、今年一番聞こえてきた言葉をまとめると、  (続きを読む

漁師の暦

沙弥島滞在17日目。今日は沙弥島でのワークショップ。10時頃、ぼちぼちと人が集い、自然と続きが編みはじめられた。網を一緒に編みながら沙弥島の自治会長で漁師でもある高尾さんに面白い話を聞いた。   五十嵐「高尾さん。瀬戸芸の開幕は3月20日なのですが、その前に内覧会というのがあってですね。そ (続きを読む

くすのかきあげ

太宰府30日目。くすかき22日目。くすかき最終日。早朝6時半の境内に40名もの掻き手が集い、朝の美しい光と荘厳な空気の中、今年も無事に「くすのかきあげ」を奉納することができました。   早朝4時起床。顔を洗い、身支度を整え5時に天神広場へ。まだ暗い中集った仲間で落葉を移動し、千年樟の落葉風 (続きを読む

葉から場へ

太宰府24日目。くすかき16日目。朝夕の《日々のくすかき》と、今年最後の《くすのこうたき》を行った。   樟の落葉枚数はここのところ少なくなってきている。そして小枝が多く混ざるようになった。枝が落ちると、落葉が終盤に向かっているサインである。   落葉が少なくなると、「今日は葉っ (続きを読む

空間を引継ぐということ

太宰府19日目。くすかき11日目。雨が降ったり、晴れたり、あられが降ったり、空が落ち着かない1日だった。   最近、朝のくすかきをしながら2人のことを考えていた。森禰宜さんと馬場禰宜さんだ。自分がはじめて太宰府天満宮に来た2006年も、くすかきをはじめた2010年も、大きな松葉ほうきを2本 (続きを読む

若葉のように日々変化していく子どもたち

太宰府14日目。くすかき6日目。快晴。青空が広がり、温かく清々しい1日だった。朝の《くすかき》はさすがに長袖だったが、夕方の《くすかき》で再会した時には、小学生たちの多くは半袖だった。   彼らを見ていると、その存在は樟若葉と重なって見える。毎朝の光を浴び、薄い葉は朝日を透過し輝いて見え、 (続きを読む

くすかきが境内清掃に変わるとき

太宰府7日目。くすかき2日前。所々に雲があったが朝から晴。8時に境内へ。昨日が雨だったので2日分の葉っぱを掻く。この時期に2日分葉っぱを溜めると地面は葉っぱで埋まったような印象になる。くすかき会期前だが、樟は待ってくれない。気温や風や雨を自らの身体で感じながら、樟の日々の変化を追いかける。 &nbs (続きを読む

「そらあみ-氷見-」が捉えた風景

そらあみ25日目。今日は「そらあみ-氷見-」のお披露目の日。目前に広がる富山湾は碧く輝いている。水平線のむこうにはうっすらと白化粧した立山連峰が見える。天を仰ぐと突き抜けるような青空。最高の天候に恵まれた。いわゆる“そらあみ日和”である。   ここ比美乃江公園では、北陸新幹線開通記念とタイ (続きを読む

“そらあみ”しながら、ブラジル人漁師と暮らす

ブラジル32日目。今日も丸1日、“そらあみ”しながら、ブラジル人漁師達と暮らした。大雨が降ったり、強烈な日差しが差したり、落ち着かないブラジルの雨期。ブラジル人漁師は言う「夏に来い。夏は最高だ。魚も多いし、美しい水着の女性も多い。がっはっは!!!(大笑い)」。今は冬(半袖短パンで過ごしているが、、、 (続きを読む

案内所にて芳樟袋と手ぬぐいの販売開始

太宰府滞在26日目。くすかき12日目。晴ときどき曇り。朝の冷え込みが弱くなった。   6時半からの早朝くすかき。葉っぱは再びコンスタントに落ちはじめたようだ。8時半の朝のくすかきに行くと早朝くすかきで掻いた場所にもう葉っぱが落ちてきている。日中は気温が上がるので夕方はさらに多くの落ち葉が落 (続きを読む