ペルーの美術館で糸巻きしてみる/Centro Cultural de Bellas Artes展示設営2日目

Centro Cultural de Bellas Artes展示設営2日目。今日から本格的に展示設営がはじまった。美術館の設営担当のセサルがアシスタントとして動いてくれ、他にも、ペルー国立高等美術学校/BELLAS ARTESの学生たち6名ほども手伝いに来てくれた。中には糸に触れるのは初めてという男子学生もおり、アンデスをはじめとする染織文化のイメージが強いペルーといえども、現代っ子はあまり糸に触れる機会がないようである。それでも、糸巻きしたり糸紡ぎしていると、美術館を出入りする関係者が、私のおばあちゃんも糸紡ぎしてた!とか、小さい頃に糸紡ぎや糸巻きはよく見たよー!といった声が聞こえてくる。そして、みんな穏やかに楽しそうに作業をしている。これもやはり糸の成し得る雰囲気づくりなのだろう。

 

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コチニールで染めたアルパカの糸と羊の糸とプシュカ。

 

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美術館で糸巻きしてみる。ペルー国立高等美術学校/BELLAS ARTESの学生たち。

 

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柱を使って、糸の長さを揃えています。

 

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アシスタントのセサルと糸巻きをするサンドラ。糸がつくる穏やかな空気。

 

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藍染めし玉にした青系の糸と、コチニール染めしプシュカに巻いた赤系の糸。