「そらあみ-氷見-」が捉えた風景

そらあみ25日目。今日は「そらあみ-氷見-」のお披露目の日。目前に広がる富山湾は碧く輝いている。水平線のむこうにはうっすらと白化粧した立山連峰が見える。天を仰ぐと突き抜けるような青空。最高の天候に恵まれた。いわゆる“そらあみ日和”である。   ここ比美乃江公園では、北陸新幹線開通記念とタイ (続きを読む

最後の定置網漁へ出て、比美乃江公園に作品設置

そらあみ24日目。今日は11人のそらあみの仲間とヒミングスタッフなどなど総勢20名近い人が集い比美乃江公園に作品設置を行い、無事に設置を終えた。あとは明日のお披露目イベントの天候が良くなることを祈るのみ。   そして今日は土曜日。恒例の大漁鍋をふるまう日。“かぶすにあたる(=分け前をもらう (続きを読む

完成日に感じた新たなはじまりの予感

そらあみ23日目。今日は8人で編んだ。仕上がった2枚の網をつなぎ、等間隔に網の目を広げ、細かいメンテナンスを終えた15時20分。「そらあみ-氷見-」は完成を迎えた。延べ参加人数にして331名の手によって高さ3m×幅30mが編み上がった。   最終日に集ったのは、この一ヶ月間の毎日を支え、つ (続きを読む

伝説の船頭

そらあみ21日目。今日は4人で編んだ。朝、レジデンスからヒミングアートセンターへ向かおうと、玄関で靴ひもを結んでいると、自分の息が白いのに気が付いた。ドアを開けると、雪が降っている。というか、雪が真横に流れるように吹雪いていた。氷見では咲いた桜の花に雪が積もる時があるそうだ。そして、こうしてもう一度 (続きを読む

編む行為は同じだが感じ方が違う

そらあみ19日目。今日は9人で編んだ。現在、高さ3m×幅15mになる網を2枚編み進めているのだが、今日その1枚目が仕上がった。残すところは、もう1枚分をつなぐのみ。お披露目まで7日。時間は十分である。   今日は土曜日。ワークショップでふるまう大漁鍋に入れる魚のかぶす(分け前)をいただきに (続きを読む

千鳥(ちどり)を習う

14日目。今日は15人で編んだ。一日中雨の降り続く寒い日だった。   今日は嬉しい訪問者が来てくれた。   ワークショップの初日に指導役として来てくれた日東製網の坪内さんだ。日東製網は一言で言うと網のトップメーカーで、氷見の定置網も日東製網のものがほとんどだそうだ。坪内さんはその (続きを読む

「かぶす」と「村張り」

そらあみ8日目。今日は22人で編んだ。   氷見には「かぶすにあたる」という言葉がある。それは、漁師さんから魚を分けてもらった時などに使う。昨日、定置網漁に参加させてもらった時も、帰り際に「ほい。かぶすな」といった感じで、お魚を分けてもらった。   変わった言葉だったので、氷見の (続きを読む

定置網漁に出る

そらあみ7日目。今日は19人で編んだ。今日、土曜日は「そらあみ-氷見-」毎週恒例である大漁鍋をふるまう日。本日の鍋の具材は、タラ、ハチメ、カワハギ、イカ、イワシ、ネギ、堀埜商店の味噌。そしてなんと、実は今回具材となった魚は、自分が定置網漁に同行させてもらいお手伝いをした結果いただいたものである。 & (続きを読む

堀埜家の石蔵で編むということ

そらあみ5日目。今日は13人で編んだ。   「そらあみ−氷見−」が行われているヒミングアートセンターは堀埜(ほりの)家の石蔵をリノベーションしてつくられた空間である。   富山県氷見市の上庄川の河口に、赤く錆びた鉄板に覆われた風情のある雰囲気の建物がある。それが堀埜家の築100年 (続きを読む

初日は大盛況で大漁鍋

そらあみ1日目。今日、初日に編んだ人はなんと30人。ただ見学に来た人も数えれば来場者数はもう少し多くなるだろう。想定以上の人数でヒミングアートセンターが賑わった。   集った人は、日東製網、漁師、親子、高校生、大学生、商工会議所青年部、地元のおじちゃん、地元のおばちゃん、そしてヒミングスタ (続きを読む