櫃石島、編みはじめ。漁師から日当の請求。

沙弥島滞在7日目。今日は櫃石島での編みはじめ。櫃石島は若い漁師さんが多い活気のある島。香川県である与島五島の中では最も北に位置し、買い物などの生活圏はほぼ岡山県側で、言葉も岡山の影響が強い。漁で獲れた魚の水揚げも岡山県の市場に水揚げする。   3年前の〈そらあみ〉では、漁師の洗礼的な経験を (続きを読む

住民説明会。瀬戸芸とは?

沙弥島滞在6日目。今日は、瀬戸内国際芸術祭2016開催にあたって、〈春会期:3月20日(日)〜4月17日(日)29日間〉の参加となる沙弥島の公民館にて、住民に向けての現地説明会が行われた。   瀬戸内国際芸術祭の総合ディレクターである北川フラムさん。坂出市長の綾宏さん。香川県庁職員、坂出市 (続きを読む

岩黒島、編みはじめ。漁網が編めるJK

沙弥島滞在5日目。今日からいよいよ本格的に〈そらあみ〉の制作がスタート。まず一発目のワークショップは岩黒島。13時に岩黒島公民館に到着。やはり最初は緊張する。みなさん編みに来てくれるだろうか、、、。   公民館前の通りには、ちらほらと人の姿があった。   五十嵐(あ!あの乳母車( (続きを読む

糸染め作業。ほしい赤が出ない。

沙弥島滞在3日目。今日は、〈そらあみ〉で編む糸の染色作業を行った。前回と同様に滞在先である坂出市海の家での染色。沙弥島の観光スポットであるナカンダ浜を目前に建つこの施設は、夏場は小学生向けの子供キャンプの会場に利用されたり、炊事、宿泊、入浴などレジデンス機能がそろっている。しかも、管理人さんも交代で (続きを読む

五つの島へ挨拶まわり

沙弥島滞在2日目。「そらあみ〈島巡り〉」の春会期は、与島諸島の5つの島の方々と一緒に漁網を編む。まずは各島の自治会長へ挨拶まわり。   この与島五島は元々島ではあるのだが、1978年から1988年にかけて約10年かけて作られた瀬戸大橋によって、ある意味、島でなくなった島とも言える。瀬戸大橋 (続きを読む

瀬戸内国際芸術祭2016に向けて、3年ぶりに再び沙弥島入り

沙弥島滞在1日目。瀬戸内国際芸術祭2016に参加するため再び瀬戸内海へやってきた。前回は、ちょうど3年前の2013年、春会期に沙弥島に〈そらあみ〉を出品した。与島諸島(沙弥島・瀬居島・与島・岩黒島・櫃石島)の130人の漁師と一緒に編んだ色鮮やかな網が瀬戸内の空に上がり、捉えた風景は今も鮮明に覚えてい (続きを読む

〈そらあみ-氷見-〉アートプロジェクトの成長

魚々座(ととざ)9日目。今日は〈そらあみ-氷見-〉のお披露目の日。昨日から続いた吹雪が止み、奇跡的な天候に恵まれ、富山湾に面した比美乃江公園に設置された〈そらあみ-氷見-〉は、白銀の世界の中、氷見漁港、唐島、遠く水平線のむこうに立山連峰という、まさに氷見らしい風景を捉えた。   〈そらあみ (続きを読む

雪中柱立て

魚々座(ととざ)8日目。 雪が降ったり止んだりを繰り返した1日だった。   明日は、いよいよ〈そらあみ〉のお披露目。今日は朝9時に魚々座に集合し、〈そらあみ〉を掲げる6メートルの柱を11本、展示場所となる魚々座からほど近い比美乃江公園の海沿いに立てた。   雪が降り、毛嵐(けあら (続きを読む

ガラス玉で物語る

魚々座(ととざ)7日目。一昨日積もった雪がまだ残っているが、道の真ん中から噴水のように吹き出す融雪水のおかげで道路は通ることができる。時折、雪がぱらつく1日だった。   今週末1月23日(土)に〈そらあみ〉をお披露目するので、制作時間は残すところ今日を含めて、あと2日。今日は12日から7日 (続きを読む

瞬く間に白銀の世界

魚々座(ととざ)6日目。昨夜はレジデンスの屋根が飛んでいったのではないかと思うくらいの強風で、一晩中何かが風に煽られぶつかる音と、時折、雷の音までゴロゴロと鳴る、落ち着きのない夜だった。今朝、魚々座に向かった9時すぎは一度、風も雨も止んだが、お昼前に突風が吹き、狂ったように雪が降ってきて、30分ほど (続きを読む