色がついて見やすくなるもの

沙弥島滞在20日目。今日は、1日沙弥島の海の家での作業。編み紐が足りなくなってきたので不足分の染色を行った。そして午後にNHKのテレビ取材があったので、その取材を受けた。   取材は沙弥島の高尾自治会長と溝渕さんと山本さんと自分とで網を編みながら行われ、その内容は、開幕まで一ヶ月を切った瀬 (続きを読む

縦軸と横軸の想像の旅

沙弥島滞在13日目。午前中は“そらあみ”の作品設置場所である沙弥島海水浴場を管理している中讃土木事務所へ行き、作品設置に関する交渉を行い。午後は瀬居島の本浦にてワークショップを行った。   朝9時、建築家の藤田さんとアートフロントギャラリーの大木さんと3人で中讃土木事務所へ、一昨日の現場打 (続きを読む

ゆきちゃん

沙弥島滞在8日目。昨日の櫃石島でのワークショップに続き、今日は午前9時からに岩黒島、午後13時から沙弥島と2つの島でワークショップを行うというなかなかハードな1だった。   そして、今年の瀬戸内国際芸術祭参加作家の内、がっつり長期滞在をして制作活動をするタイプの作家として現地入り一番乗りの (続きを読む

前日の腕試し

沙弥島滞在6日目。朝9時、電話が鳴った。市役所の山家さんからの電話で「急だけど、午前中、というか10時半頃に瀬居島(本浦)の自治会長の浜田さんがワークショップの打合せに、今からそっち(海の家)に行ってもいいか?」という内容だった。今回、参加してもらう全地域の内、瀬居島の本浦の自治会長だけ、まだお会い (続きを読む

アートプロジェクトのスイッチ

沙弥島滞在4日目。8:40に坂出市役所に集合。役所の谷久さん・山家さん、アートフロントギャラリーの大木さん、プロジェクトスタッフの塩野谷くん・飯高さん、そして自分を合わせた6人で、櫃石島→岩黒島→与島→瀬居島の順番で島を巡った。目的は各島の自治会長さんへの挨拶と、網を編む初日となる日取りを決めるため (続きを読む

“編む”は“すく”で“こま”は“けた”

沙弥島滞在2日目。まずは一緒に網を編んでくれる漁師さん達に会いに行かなければならない。とはいえ、いきなりはまずい。ちゃんと通すべき所に筋を通さなければならない。どこに通さなければならないか。それは、漁師さん達の取りまとめである漁業協同組合である。今回そらあみを行う5つの島(沙弥島・瀬居島・与島・岩黒 (続きを読む

三編み紋

プロジェクト最終日。浅草の地に1400年の時を越えて三編み紋が出現した。   結論から言うとGTSの開期は今日11月11日までだが、浅草神社さんのご理解をいただき11月いっぱい展示させてもらえることになりました!   朝8時、浅草神社集合。天候に敏感な猿まわしの方の情報では、朝の (続きを読む

三宅島からの助っ人

昨夜8時30分、自分は竹芝桟橋にいた。三宅島から到着する船へ、ある人を迎えにいったのだ。以前からこのブログを読んでくれている勘の良い人なら分かるだろう。そう、三宅島の網専門漁師であり、三宅島で行った“そらあみ”を一緒に毎日編んでくれた、クニさんを迎えにいったのだ。   数日前の電話で、クニ (続きを読む

巨人の足音

今日は朝から雨。それも、どしゃ降りの雨だったので、テントを出して、その中で編み紐の玉をつくった。編み紐は購入時、業界で綛(かせ)と呼ばれる長い紐を一定の長さで輪っかにした状態になっている。そのまま編み針に糸を巻き付けていくと、こんがらがってしまうので、前もって綛の状態から玉にしておく。いわゆる毛糸玉 (続きを読む

酔っぱらいの助言

  ここ最近で一番暖かい、そらあみ日和の一日だった。日中は半袖の人の姿もあった。暖かい日曜日となると、当然浅草に訪れる人は多い。一日、浅草神社で漁網を編んでいると、全国から、世界中から、そして地元から、といった様に、たくさんの土地であり、それぞれの地方から浅草に訪れた人達に出会うことができ (続きを読む