漁師言葉は2つの視点から生まれる

沙弥島滞在31日目。今日は午前中に市政モニターの方々へ向けての作品説明。午後からは、前回、自分が設定した網の高さが足らない(高さ5mの網を編むにしても、吊って横に網目を開くと、全体が上に引き上げられ、4m程度になってしまう)ことを発見する運びとなった瀬居島の西浦へ、中2日で向かった。   (続きを読む

こんぴら参りと代参

沙弥島滞在17日目。今日は、これまでに編まれた全ての網を広げ、網の総量を計算し、不足分の編み紐を追加発注した。計算すると、全体の8〜9割近い面積が編まれていることが分かり、編みはじめから10日あまりで高さ5m×幅60mの網が、ここまで編み上がったことに改めて驚いた。   舞鶴・釜石・三宅島 (続きを読む

プロジェクトの構造

今日は、時代祭り(雷門前の通りと馬道を通行止めにして、甲冑を着た人が歩いたり、浅草の他のお祭りなどの伝統的な衣装で、山車に乗った楽隊と共に練り歩くお祭り)と七五三シーズンの週末が重なり、朝から浅草はたいへんな賑わいであった。   そらあみが行われている浅草神社にもたくさんの人がやってきた。 (続きを読む

新名所を語る土地柄

浅草神社で網を編んでいるといろんな人がやってくる。そんな中、観光名所である浅草ならではで、土地を語る人もやってくる。その代表格は、旗を持ち観光客を引き連れてやってくるツアーガイドと、人力車を引いて観光案内をする人力車の人。   網を編みながら耳をそばだてて聞くと、どちらも浅草神社では、三編 (続きを読む

“そらあみ”のこれまでとこれから

三宅島大学そらあみづくり体験講座最終日は発表会という形で締めくくった。最初は本校舎にて、このブログをプロジェクションし、20日間の三宅島での滞在活動の報告を行い。その後、本校舎から約5分程度の距離にある中桟橋へ、角度や距離によって見え方の変わる“そらあみ”を眺めながらお散歩するといった流れで約2時間 (続きを読む

風景をつかまえる

明日は発表会を行うため、今日がそらあみづくり体験講座の最終日。土曜日ということもあり、朝から数人の参加者が集ったので、全体感を把握するため、一度、編んだ漁網を空に引き上げた。両脇がたるんでいる。空にピンと網を張るために両端と下辺のロープ処理が必要である。でもそれはこっちの都合である。時間のない中来て (続きを読む

網を編む理由

「坪田地区に、毎日、網を編んでいる人がいる」そんな話を聞いた。これは会いに行かなくては。そらあみづくり体験講座の開始時間前までに戻って来られるよう、朝一番で会いに行った。   その方は坪田地区にある製材所にいるという。車を走らせて約15分、製材所を発見。車を停め敷地内を歩く。木造の平屋が敷 (続きを読む

船上プレゼンでの出会い

今朝の早朝5:00に三宅島に到着したので、滞在先である阿古地区にある三宅島大学本校舎(御蔵島会館)で仮眠をとった。   阿古地区は村役場もあり三宅島の中心地である。御蔵島会館は、隣の島である御蔵島の高校生が三宅島の高校に通っていた頃に学生寮として機能していたそうである。施設はまだきれいで贅 (続きを読む